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USBプリンターに変な文字が勝手に印刷される問題は解決 ~Microsoftが公表
2025年1月非セキュリティプレビューパッチから発生
2025年3月26日 16:14
USBプリンターに変な文字が勝手に印刷される問題は解決したとのこと。米Microsoftが3月25日(現地時間)、自社のドキュメントサイトで明らかにした。
この問題は2025年1月非セキュリティプレビュー更新プログラムおよびそれ以降をインストールしたWindows環境で、USBプリントとIPP over USBプロトコルの両方をサポートするUSB接続のデュアルモードプリンターで発生していたもの。プリンターの電源がONになった場合や、切断後にデバイスに再接続された場合、より頻繁に発生する傾向があり、Windowsデバイスにプリンタードライバーがインストールされ、印刷スプーラーがIPPプロトコルメッセージをプリンターに送信するタイミングで、ネットワークコマンドや特殊文字を含むランダムなテキストやデータが予期せず印刷されることがあった。
影響範囲は、以下のOS。クライアントOSのみで、サーバーOSには影響しない。
- Windows 11 バージョン 23H2
- Windows 11 バージョン 22H2
- Windows 10 バージョン 22H2
同社は「KIR」(Known Issue Rollback)と呼ばれるロールバックシステムで暫定的な対応を行っていたが、2025年3月非セキュリティプレビュー更新プログラムで最終的に解決されたとのこと。「KB5053657」または「KB5053643」の適用で改善されるはずだ。
なお、これらのパッチは米国時間で来月の第2火曜日に予定されている月例の更新プログラム(パッチチューズデー)に先駆けテストされるプレビューパッチだ。セキュリティ関連の修正は含まれておらず、 適用は必須ではない(オプション提供) 。このトラブルに悩まされていないのであれば、来月のパッチチューズデーを待って適用しても問題はない。