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Windows 11 24H2から古いサーバーへのリモートデスクトップ接続で切断が頻発する問題
2025年1月プレビューパッチ以降の更新プログラムをインストールした環境で発生
2025年3月27日 06:45
「Windows 11 バージョン 24H2」環境の一部で、リモートデスクトップ接続が切断される問題が解決されたとのこと。米Microsoftが3月24日(現地時間)、自社のドキュメントサイトで明らかにした。
この問題は2025年1月のプレビューパッチ「KB5050094」およびそれ以降の更新プログラムをインストールした環境で、リモートデスクトップサービス(RDS)を含むリモートデスクトッププロトコル(RDP)セッションが予期せず切断されるというもの。2025年3月のWindowsセキュリティ更新プログラム「KB5053598」リリース以降、報告件数が大幅に増えていた。
「Windows 11 バージョン 24H2」デバイスから「Windows Server 2016」およびそれ以前のバージョンを実行しているRDSへUDPベースで接続を確立すると、RDPセッションが65秒後に予期せず停止されるため、RDP/RDSセッションが頻繁に切断されることになる。なお、「Windows Server 2025」自体はRDSホスト(サーバー)として影響を受けないが、RDPクライアントとして古いサーバーに接続する場合は切断トラブルに見舞われる可能性がある。
同社は現在、「KIR」(Known Issue Rollback)と呼ばれるロールバックシステムでこの問題への暫定的な対策を実施中。組織で集中管理されていない一般的な環境であれば、解決策が24時間以内に自動で適用される。職場や学校で管理されているデバイスの場合、同社が用意する特別なグループポリシーを適用すれば、問題が解消される。