NEWS(12/05/10 13:19)

WebKitに関する複数の脆弱性を修正した「Safari」v5.1.7

Windows向けおよびMac OS X向けの両方に関わる問題、すみやかに更新しよう

 米Apple Inc.は9日(現地時間)、Webブラウザー「Safari」の最新版v5.1.7を公開した。

 本バージョンでは、レンダリングエンジン“WebKit”に関する全4件の脆弱性が修正されている。これらの脆弱性は、Windows向けおよびMac OS X向けの両方の「Safari」に関わる。ユーザーはすみやかに更新しておこう。

 この脆弱性に関しては、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)セキュリティセンターおよび一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)が運営する、脆弱性対策情報ポータルサイト“JVN”でも公開されている。“JVN”では、これらの脆弱性を悪用されると、任意のスクリプトやコードを実行されるなどの恐れがあるとしている。

 そのほか、システムのメモリが不足している環境下において、「Safari」の応答性が向上するといった修正も含まれている。

 「Safari」は、Windows XP/Vista/7などに対応するフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。

【著作権者】
Apple Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7など
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
5.1.7(12/05/09)

(加藤 達也)