NEWS(12/08/22 14:16)
「Adobe Flash Player 11.4」「Adobe AIR 3.4」の正式版が公開、並列処理をサポート
脆弱性の修正は6件、Windows版「Flash Player」の適用優先度は緊急性の高い“1”
米Adobe Systems Incorporatedは21日(現地時間)、「Adobe Flash Player 11.4」および「Adobe AIR 3.4」の正式版を公開した。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。
「Adobe Flash Player 11.4」では、“ActionScript Workers”を利用した並列処理が新たにサポート。重たい処理をバックグラウンドで動作するワーカースレッドへ任せることで、ユーザーインターフェイスのフリーズが抑制できる。
さらに、3DグラフィックスAPI“Stage 3D”ではハードウェアアクセラレーションが利用可能なGPUを拡充する“constrained mode”が追加された。また、“Stage Video”では新たにWebカメラがサポートされている。
一方、「Adobe AIR 3.4」では「Adobe Flash Player 11.4」の新機能に加え、iOS 5.1 SDKのサポートや“Native Extensions”への対応など、主にiOS開発に関わる機能が強化されている。
なお、「Adobe Flash Player 11.4」「Adobe AIR 3.4」では6件の脆弱性も修正されている。脆弱性の深刻度は同社基準で4段階中最高の“Critical”と判定されており、更新プログラムの適用優先度はWindows版「Adobe Flash Player」で可能な限り迅速なアップデート(72時間程度以内)が必要な“1”、Mac OS X版と「Adobe Flash Player」で“2”、それ以外は緊急性の低い“3”判定されている。
「Adobe Flash Player」Windows版
- 【著作権者】
- Adobe Systems Incorporated
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 11.4.402.265(12/08/21)
「Adobe AIR」
- 【著作権者】
- Adobe Systems Incorporated
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7など
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.4.0.2540(12/08/21)