NEWS(12/08/31 15:01)

Oracle、深刻なゼロデイ脆弱性を修正した“Java 7” Update 7を公開

サンドボックス機能を回避して任意のOSコマンドを実行されてしまう脆弱性を修正

 米Oracle Corporationは30日(現地時間)、Java製ソフトの実行に必要なランタイム「Java SE Runtime Environment (JRE)」およびJavaの開発環境「Java SE Development Kit(JDK)」の最新版v7 Update 7を公開した。最新版の主な変更点は、27日から28日にかけてSecuniaや“Japan Vulnerability Notes(JVN)”などが公表したゼロデイ脆弱性を修正したこと。

 同脆弱性は、Secuniaによる深刻度の評価が最悪の“Extremely critical”とされており、サンドボックス機能を回避して攻撃者に任意のOSコマンドを実行されてしまう可能性があった。さらに、Oracleによると最新版では、SecuniaやJVNなどが公表したもの以外の脆弱性も2件修正されているとのこと。Oracleは、最新版へのアップデートを強く推奨している。なお、旧シリーズであるv6についても、同様の修正を施したUpdate 35が公開されている。

 「JRE」はWindows XP/Vista/Server 2008/7および同64bit版など、「JDK」は32bit版および64bit版のWindowsなどに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。

「JRE」

【著作権者】
Oracle Corporation
【対応OS】
Windows XP/Vista/Server 2008/7/XP x64/Vista x64/Server 2008 x64/7 x64など
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
7 Update 7(12/08/30)

「JDK」

【著作権者】
Oracle Corporation
【対応OS】
Windowsなど(64bit版を含む)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
7 Update 7(12/08/30)

(長谷川 正太郎)