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Intel、HTML5アプリの無償開発環境「Intel XDK」を発表

iOS、Android、Windows 8、Windows Phone 8向けのネイティブアプリを開発可能

「Intel XDK」

 米Intel Corporationは、4月10日から11日にかけて北京で開催された同社製品の開発者向け技術イベント“Intel Developer Forum(IDF) 2013 Beijing”で、HTML5ベースのアプリを開発するための無償開発環境「Intel XDK」を発表した。

 「Intel XDK(cross platform development kit)」は、クロスプラットフォームで動作するアプリを開発するためのツール。2月に同社が“appMobi”から買収したツール群がベースになっており、HTML/CSS/JavaScriptを利用したモダンブラウザー向けの“HTML5アプリ”が開発できる。

 さらに、“PhobeGap”を利用して1つのプロジェクトからiOS、Android、Windows 8、Windows Phone 8向けのアプリをビルドすることも可能。「Intel XDK」には“iPhone”や“Surface”といった多種多様なデバイスエミュレーターが用意されており、画面の解像度・通信環境・搭載するセンサーが異なるさまざまな環境でアプリの動作がテストできるほか、それぞれのアプリストアへの登録・公開も行えるという。

コードエディター画面
テスト画面

 なお、「Intel XDK」は「Google Chrome」上で動く仕組みになっており、動作には「Java」ランタイムが必要。

(柳 英俊)