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電机本舗、OSの設定をSSD向けにする「SSD最適化設定」をメジャーアップデート

SSDに負担をかけるWindowsの機能を手軽に無効化できる

「SSD最適化設定」v2.1

 (有)電机本舗は8日、OSの設定をSSDに適したものへ変更してくれるツール「SSD最適化設定」の最新版v2.0を公開した。Windows XP/Vista/7/8/8.1および64bit版のVista/7/8/8.1に対応するフリーソフトで、現在、9日に公開された最新版v2.1が同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

 まだSSDが一般的に普及していなかった時代に発売された古いOSでは、ストレージの設定がHDD向けになっており、SSDのパフォーマンスを十分に引き出せなかったり、場合によっては最適な設定に比べSSDの寿命が著しく短くなってしまうことがある。

 「SSD最適化設定」はそういったOSの設定を見直し、SSDに関わる問題を解決するためのツールだ。ウィザードで初心者でも簡単に利用できるほか、上級者向けの手動設定機能も用意されている。

 今回のアップデートでは、仮想メモリのサイズを見直してSSDの空き容量を増やす機能が追加されたほか、Windowsのハイバネーション機能をOFFにしたり、復元ポイントの設定を変更するといった、SSDへの書き込みを抑制するのに役立つ機能が追加された。

 また、Windowsのプリフェッチやスーパーフェッチを自動でOFFにする機能も搭載。これらの機能はよく利用されるファイルを低速なHDDから高速なメインメモリへ先読みして高速化する機能だが、SSDの登場により必要性が薄れた。本ソフトでは、システムに搭載されているメモリの量やOSのバージョンからこれらの機能が不要な環境を判定し、自動で無効化してくれる。

仮想メモリのサイズの見直し
復元ポイントの設定を見直し
Windowsのプリフェッチやスーパーフェッチを自動でOFF
上級者向けの手動設定機能も

ソフトウェア情報

「SSD最適化設定」
【著作権者】
(有)電机本舗
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8/8.1および64bit版のVista/7/8/8.1
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.1(15/02/09)

(樽井 秀人)