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Google、「Gemini in Chrome」を発表 ~「Google Chrome」に生成AI「Gemini」を統合

将来的には複数タブを処理したり、Webサイトを操作したりといったことも

Google、「Gemini in Chrome」を発表

 米Googleは5月20日(現地時間)、「Gemini in Chrome」を発表した。デスクトップ版「Google Chrome」に生成AI「Gemini」を統合し、閲覧ページを要約したり、コンテンツの内容について質問したり、対話を通じて理解を深めたりできる。

 「Gemini」は「gemini.google.com」にアクセスすればどのWebブラウザーからも利用できるし、「Chrome」にもすでに埋め込まれており、オムニバー(アドレスバー)に「@gemini」と入力すると簡単にチャットを開始できる。「Gemini in Chrome」がこれらと異なる点は、閲覧ページのコンテンツを共有して適切な回答を引き出せることだ。サードパーティの拡張機能をインストールする必要もない。初期バージョンは閲覧ページの説明や要約ぐらいしか行えないが、将来的には複数のタブを横断して情報を処理したり、Webサイトの操作も行えるようになるという。

 「Gemini in Chrome」は「Chrome」のツールバーに統合されており、アイコンをクリックだけで利用可能。また、WindowsやMacのデスクトップで設定したキーボードショートカットからもアクセスできる。

 なお、「Gemini in Chrome」を利用するには「Google AI Pro」または「Google AI Ultra」サブスクリプションが必要。また、当面の間は「Chrome」の言語を英語(米国)にしているユーザーにのみ展開される。