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「Microsoft Edge」の新規タブに「Copilot」が追加、日本語PDFのレンダリング問題も解消
v136.0.3240.92が安定(Stable)チャネルでリリースされる
2025年5月26日 10:46
米Microsoftは5月23日(現地時間)、デスクトップ向け「Microsoft Edge」v136.0.3240.92を安定(Stable)チャネルでリリースした。新規タブページ(NTP)エクスペリエンスがアップデートされ、検索ボックスに「Copilot」アイコンを表示し、検索クエリを「Copilot」チャットに送れるようにしたり、仕事や生産性にかかわるおすすめプロンプトを提案するなどの機能が追加される。
ただし、このエクスペリエンスは「制御された機能ロールアウト」(CFR)と呼ばれる手法で段階的に提供範囲が拡大される。そのため、アップデートしてもすぐに利用できるとは限らない。同社によると、2025年5月末からロールアウトが継続されるとのこと。
そのほかにも、以下の不具合が修正された。
- ウィンドウが最小化されたり隠されたりすると、ウィンドウを表示する拡張機能がバックグラウンドで一時停止してしまう
- 「Microsoft Defender Application Guard」のウィンドウが、起動から1分後にユーザーの操作なしで自動的に閉じてしまう
- 日本語フォントを含む特定のPDFファイルを表示すると、テキストが表示されないなどのレンダリングの問題が発生する
脆弱性の修正は、今のところアナウンスされていない。5月19日付けで「Edge Update」コンポーネントの脆弱性「CVE-2025-47181」が修正されているが、これは「Edge」本体とは独立して更新されたようだ。
デスクトップ版「Microsoft Edge」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在公式サイトから無償でダウンロード可能。すでに「Microsoft Edge」を利用中の場合は、自動で更新されるため何もする必要はない。手動で更新したい場合は、画面右上のメニュー([…]アイコン)から[ヘルプとフィードバック]-[Microsoft Edge について]画面(edge://settings/help)へアクセスするとよい。