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「Microsoft Edge」でさらなる速度改善、重要指標「FCP」は300ミリ秒切りを達成

音声読み上げや画面分割など13の機能で平均40%の読み込み時間短縮

設定画面の読み込み処理。読み込みは4倍高速に

 米Microsoftは7月7日(現地時間)、「Microsoft Edge」の高速化で大きなマイルストーンに到達したと発表した。ここ数カ月間の取り組みの結果、「First Contentful Paint」が300ミリ秒を切ったという。

 「First Contentful Paint」(FCP)とは、ユーザーがWebページへ初めて移動してから、Webページのコンテンツのいずれかの部分が画面上にレンダリングされるまでの時間を測定したもの。Webページを表示する速さの指標として用いられることがあり、1.8秒(1,800ミリ秒)以内が優れたUXの目標とされている。業界調査によると、これが300~400ミリ秒を超えるとユーザーの満足度に大きな悪影響を与える可能性があるという。

Webページの読み込み。2フレーム目が「First Contentful Paint」(FCP)にあたる

 そのほかにも、同社は以前より「Edge」UIの高速化に取り組んでいる。最近のバージョンでは、以下に代表される13のブラウザー機能で読み込み時間を平均で40%も短縮し、より優れた応答性を実現したとのこと。

 同社は今後も印刷プレビューや拡張機能などでパフォーマンス改善に取り組むとしている。