やじうまの杜

2画面ブラウジングが効率的! 「Edge」に追加された「画面分割」ビューは便利かも

特定のページを起点にリンク先をザッピングしたり、似たページを見比べたり……

 「やじうまの杜」では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。

「Microsoft Edge」の「画面分割」ビュー

 「Microsoft Edge 115」ぐらいから 「画面分割」 ビューという機能が利用できるようになっているようです。文字通り閲覧画面を2分割して見比べられるようにするもので、なかなか便利です。

 「画面分割」ビューは、アドレスバー右側のツールボタンから利用可能。もし見つからない場合は、ツールバーのカスタマイズ画面(edge://settings/appearance#CustomizeToolbar)を探してみてください。ここにもない場合は――残念、もしかすると段階的に展開している最中かもしれないので、後日もう一度試してみてください。

ツールバーのカスタマイズ画面

 「画面分割」ビューを有効化するとアドレスバーと閲覧画面が左右に分割され、左側に元の閲覧ページ、右側に新しいページ(edge://split-window-starting-page/)が表示されます。検索ボックスや[開いたタブ]、[よくアクセスする(タブ)]などが用意されているので、履歴や検索などで目的のページへアクセスしましょう。それぞれのアドレスバーに直接URLを入力してもかまいません。

「画面分割」ビューを有効化。アドレスバーと閲覧画面が左右に分割され、タブにはどちらの画面がアクティブかを示す青色の下線がインジケーターとして表示される

 「画面分割」ビューには「タブのリンク」「タブのリンク解除」という2つのモードがあり、2つのアドレスバーの間にあるアイコンから切り替えられます。

「タブのリンク」「タブのリンク解除」という2つのモード

 初期設定は 「タブのリンク」 で、これは左のタブでクリックしたリンクが右のタブで開かれます。つまり、 左側のページを起点に、そのリンク先を右のページで見られる というわけ。

 「Wikipedia」で調べ物をしていると、ついつい興味の赴くままリンクを開いてしまい、元のページに戻れなくなったりしませんか? そんなとき「画面分割」のリンクモードならば、左側に元のページを開いたまま、右側で関連記事を読むことができます。ニュースサイトの記事をザッピングしたい場合にも役立ちそうですね(ときどきうまく動作しないこともあるようですが……)。

「タブのリンク」モード。左の画面を起点に、リンク先を右の画面でチェックできる

 一方の 「タブのリンク解除」 モードは、左右独立してリンク遷移します。左のページでリンクをクリックすれば左で、右のページでリンクをクリックすれば右で、リンク先のページが開かれます。リンクをもう一つの画面にドラッグしてもかまいません。

 どちらのページにフォーカスがあるかは、タブを注意深く見ると判別できます。「画面分割」ビューを利用中のタブには青い下線が引かれており、左のページを操作中は左側に、右のページをアクティブにしている場合は右側に線が表示されます。どちらのタブを操作しているかを示すインジケーターになっているわけですね。

 そのほかにも、「画面分割」ビューにはいくつか便利な機能が備わっています。

  • リンクの右クリックメニュー:リンクを右側で開くか、左側で開くかを指定可能。「タブのリンク」モードでも、左側で表示するページを変えることができる
    リンクの右クリックメニュー
  • 右上のフローティングメニュー:両方にWebページを表示した状態で、左右それぞれの画面右上にマウスカーソルを移動させると、「画面分割」ビューを終了したり、左右入れ替えるメニューにアクセスできる
    フローティングメニュー

 ちなみに、「画面分割」ビューを有効化するショートカットは [Ctrl]+[Shift]+[2]キー です。2画面に分割されるから[2]キーなのでしょうか? 同じショートカットキーをもう一度押すと、「画面分割」ビューを解除できます。