やじうまの杜
2画面ブラウジングが効率的! 「Edge」に追加された「画面分割」ビューは便利かも
特定のページを起点にリンク先をザッピングしたり、似たページを見比べたり……
2023年8月17日 06:55
「やじうまの杜」では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。
「Microsoft Edge 115」ぐらいから 「画面分割」 ビューという機能が利用できるようになっているようです。文字通り閲覧画面を2分割して見比べられるようにするもので、なかなか便利です。
「画面分割」ビューは、アドレスバー右側のツールボタンから利用可能。もし見つからない場合は、ツールバーのカスタマイズ画面(edge://settings/appearance#CustomizeToolbar)を探してみてください。ここにもない場合は――残念、もしかすると段階的に展開している最中かもしれないので、後日もう一度試してみてください。
「画面分割」ビューを有効化するとアドレスバーと閲覧画面が左右に分割され、左側に元の閲覧ページ、右側に新しいページ(edge://split-window-starting-page/)が表示されます。検索ボックスや[開いたタブ]、[よくアクセスする(タブ)]などが用意されているので、履歴や検索などで目的のページへアクセスしましょう。それぞれのアドレスバーに直接URLを入力してもかまいません。
「画面分割」ビューには「タブのリンク」「タブのリンク解除」という2つのモードがあり、2つのアドレスバーの間にあるアイコンから切り替えられます。
初期設定は 「タブのリンク」 で、これは左のタブでクリックしたリンクが右のタブで開かれます。つまり、 左側のページを起点に、そのリンク先を右のページで見られる というわけ。
「Wikipedia」で調べ物をしていると、ついつい興味の赴くままリンクを開いてしまい、元のページに戻れなくなったりしませんか? そんなとき「画面分割」のリンクモードならば、左側に元のページを開いたまま、右側で関連記事を読むことができます。ニュースサイトの記事をザッピングしたい場合にも役立ちそうですね(ときどきうまく動作しないこともあるようですが……)。
一方の 「タブのリンク解除」 モードは、左右独立してリンク遷移します。左のページでリンクをクリックすれば左で、右のページでリンクをクリックすれば右で、リンク先のページが開かれます。リンクをもう一つの画面にドラッグしてもかまいません。
どちらのページにフォーカスがあるかは、タブを注意深く見ると判別できます。「画面分割」ビューを利用中のタブには青い下線が引かれており、左のページを操作中は左側に、右のページをアクティブにしている場合は右側に線が表示されます。どちらのタブを操作しているかを示すインジケーターになっているわけですね。
そのほかにも、「画面分割」ビューにはいくつか便利な機能が備わっています。
- リンクの右クリックメニュー:リンクを右側で開くか、左側で開くかを指定可能。「タブのリンク」モードでも、左側で表示するページを変えることができる
- 右上のフローティングメニュー:両方にWebページを表示した状態で、左右それぞれの画面右上にマウスカーソルを移動させると、「画面分割」ビューを終了したり、左右入れ替えるメニューにアクセスできる
ちなみに、「画面分割」ビューを有効化するショートカットは [Ctrl]+[Shift]+[2]キー です。2画面に分割されるから[2]キーなのでしょうか? 同じショートカットキーをもう一度押すと、「画面分割」ビューを解除できます。