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トラフィックデバッグもエージェントに任せる時代に、「Fiddler MCP」が登場

定番のWebデバッガープロキシー「Fiddler」をMCPサーバーに

Progress Software、「Fiddler MCP」を発表

 米Progress Softwareは4月23日(現地時間)、「Fiddler MCP」を発表した。定番のWebデバッガープロキシー「Fiddler Everywhere」にMCPサーバーを実装したことで、さまざまなコーディングエージェントと連携できるようになった。

 Webアプリが一見正常に動いているように見えても、裏側のネットワークトラフィックでさまざまな問題を抱えていることは少なくない。そうした問題を分析し、トラブルを解決するのに役立つのが「Fiddler」をはじめとするネットワークキャプチャーツールだ。

 しかし、こうしたツールはネットワークを熟知した開発者にしか扱えない。また、仮に慣れていたとしても、コードエディターと切り替えながら利用するのは、AI支援開発に慣れた今では億劫に感じる。

 そこで役に立つのが、「Fiddler MCP」だ。これはエージェントが外部のツール・サービスに接続する方法を定めたオープン規格「MCP」(Model Context Protocol)に「Fiddler」を対応させたもの。コーディングエージェントと「Fiddler」をつなげてしまえば、コードエディターから離れることなくトラフィックのデバッグを行えるようになる。「Fiddler」の操作に習熟していなくても、AIの助けを借りながらそのパワーの恩恵を享受できるだろう。

 また、コーディングエージェントは通常、コードしか見ることができないため、ネットワークトラブルの解決は推測で行っている。しかし、コーディングエージェントが「Fiddler」でトラフィック状況を直接見ることができるならば、それをもとにしたより確実な助言が得られる。スキル(Skills)にも対応しているので、セキュリティ監査やパフォーマンス分析、フロー検証といった高度な活用も、スキルで自動化できる。

 「Fiddler Everywhere」はWindows/Mac/Linuxに対応するクロスプラットフォームアプリで、現在、傘下であるTelerik社の公式サイトからダウンロード可能。価格は1ユーザー当たり月額10米ドルで、10日間の試用が可能だ。執筆時現在の最新版は、v7.7.3。