NEWS(10/02/18 16:14)
FTPクライアントを標的としたウイルス攻撃への対策を施した「NextFTP4」v4.89
暗号化方式に“AES”を採用、起動時にパスワードを設定することも可能
SSL接続対応の国産FTPクライアントソフト「NextFTP4」の最新版v4.89が、17日に公開された。本バージョンでの主な変更点は、“Gumblar”ウイルスをはじめとするFTPクライアントを標的としたマルウェアへの対策を強化したこと。
具体的には、本バージョンよりFTP接続設定を保存する際の暗号化方式として、アメリカ国立標準技術研究所(NIST)により定められた暗号化方式である“AES”が採用されている。
また、より安全性が求められる場合は、「NextFTP4」の起動時にパスワードの入力が必要となる“起動パスワード”を設定しておくとことが可能となった。“起動パスワード”の設定は、[オプション]-[システム]-[起動パスワードの設定]から行える。
「NextFTP4」の作者サイトや、今月3日に一般社団法人JPCERT コーディネーションセンターが公開したセキュリティレポートでは、現在のところ「NextFTP4」が最近多発しているウイルス攻撃のターゲットになったという事例は報告されていない。その上で、今回予防的にマルウェアへの対策を施したことで、本ソフトのセキュリティはさらに強化されたと言えるだろう。
とはいえ、今後も各種アップデートパッチの適用やウイルス対策ソフトの導入など、根本的なウイルス対策は怠らないように気をつけよう。
本ソフトは、Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XP/Vista/7に対応する2,604円(税込み)のシェアウェアで、現在作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
- 【著作権者】
- Toxsoft
- 【対応OS】
- Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- シェアウェア 2,604円(税込み)
- 【バージョン】
- 4.89(10/02/17)