NEWS(10/03/16 17:31)
マイクロソフト、“Windows Phone 7”向けアプリケーションの開発環境を無償公開
機能限定無償版「Visual Studio 2010 Express」がベース、エミュレーターも同梱
マイクロソフト(株)は16日、同社が現在開発中のモバイル端末向けプラットフォーム“Windows Phone 7 Series”上で動作するアプリケーションの開発環境「Visual Studio 2010 Express for Windows Phone」を無償公開した。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。
開発環境は“Visual Studio”シリーズの次期バージョン「Visual Studio 2010」をベースにした機能限定の無償版「Visual Studio 2010 Express」に、“Windows Phone”向けのアプリケーション開発に必要なコンポーネントを追加したもの。あくまでも新技術のプレビューを目的としたCTP(Community Technology Preview)版なので、利用の際は注意しよう。
本ソフトで利用できるプログラミング言語はC#で、開発テンプレートとして、「Silverlight」と「XNA Game Studio」の2つが用意されている。一般的なソフトは「Silverlight」を、より低レベルなハードウェア制御を必要とするゲームなどのソフトでは「XNA Game Studio」を利用して開発する仕組みになっているようだ。
開発したアプリケーションは、“Windows Phone”のエミュレーターを利用して実際に動作させることも可能で、ゆくゆくはソフトウェア・コンテンツ配信サービス“Windows Phone Marketplace”を通じて配信可能になる予定。ただし執筆時現在、開発したアプリケーション上での日本語表示には対応していない。
なお、“Windows Phone 7 Series”のリリースは今年末の予定となっている。
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- WM7ToolsRel - 30128.39(10/03/16)