NEWS(12/04/03 15:27)
被災地の震災前・後の空中写真を表示可能になった「カシミール3D」v8.9.6
国土地理院が公開している東日本大震災の被災地周辺を撮影した空中写真を表示
国土地理院から刊行されている数値地図やさまざまな地形データ、標高データなどをもとに、地図や3Dモデルによる展望を表示できる「カシミール3D」の最新版v8.9.6.21302が、1日に公開された。最新版の主な変更点は、同梱されている国土地理院発行の地形図や空中写真などを表示する「地図画像プラグイン」がv4.3.0に更新されたこと。
「地図画像プラグイン」v4.3.0には、国土地理院が公開している東日本大震災の被災地周辺を撮影した空中写真を表示する機能が追加された。被災地周辺の空中写真は「カシミール3D」のウィンドウ右側にある“電子国土”パネルの“震災被災地”領域のボタンから表示可能で、被災前の写真と2011年3月から4月にかけて撮影された写真、5月から9月にかけて撮影された写真を表示できる。なお、被災地周辺の空中写真は、青森県から岩手県、宮城県、茨城県の太平洋岸の写真が中心で、福島県の原発周辺などは用意されていない。
また、「カシミール3D」本体では、地名データファイル「日本山名データ25000」を標準の地名データとして利用するようになった。なお、「カシミール3D」をアップデートした場合は「日本山名データ25000」をドラッグ&ドロップなどで登録する必要がある。
本ソフトは、Windows 98/Me/NT 4.0/2000/XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
- 【著作権者】
- DAN杉本 氏
- 【対応OS】
- Windows 98/Me/NT 4.0/2000/XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 8.9.6.21302(12/04/01)