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Microsoft、“modern.IE”をアップデート。「Internet Explorer 11」の仮想環境を追加

9種類の環境でページのスクリーンショットを取得・比較できるツールも

クラウドベースのWebサイト検証サービス“modern.IE”

 米Microsoft Corporationは25日(現地時間)、クラウドベースのWebサイト検証サービス“modern.IE”をアップデートした。同サービスは1月から公開されており、4月からは日本語でも利用可能となっている。

さまざまなプラットフォームで指定したページのスクリーンショットを取得し、比較できるツール

 今回のアップデートでは、さまざまなプラットフォームで指定したページのスクリーンショットを取得し、比較できるツールが追加された。このツールは無償で利用可能で、執筆時現在、以下の9種類の環境が用意されている。

  • Windows 8 Internet Explorer 10.0 Desktop
  • Windows 8 Firefox 20.0
  • Windows 8 Google Chrome 27.0
  • Windows 8 Opera 12.10
  • iPad(第3世代) Mobile Safari
  • iPhone 4S(iOS 6.0) Mobile Safari
  • Mac OS X Mountain Lion Safari 6.0
  • Amazon Kindle Fire HD 8.9 Android Browser
  • Samsung Galaxy S III Android Browser

 この機能は“BrowserStack”(有償)の一部を無償化したもの。スクリーンショットのダウンロードや、上記以外の環境でのテストを希望する場合は、“BrowserStack”の利用を検討してほしい。

仮想マシンイメージのラインナップに「Internet Explorer 11」が追加

 また、仮想マシンイメージのラインナップが拡充され、「Internet Explorer 11」のテストが行えるようになった。仮想マシンソフトを用意すれば、Windows環境だけでなく、Mac OS XやLinux環境でも「Internet Explorer 11」をテストすることが可能。対応する仮想マシンソフトは以下の通り。

  • 「Hyper-V」:Windows Server 2008 R2およびWindows 8 Pro/Server 2012
  • Virtual PC」:Windows 7
  • Oracle VM VirtualBox」:Windows/Mac OS X/Linux
  • VMware Player」:Windows
  • 「VMware Fusion」:Mac OS X
  • 「Parallels」:Mac OS X

 「Internet Explorer 11」の仮想マシンはWindows 7環境とWindows 8.1環境の2種類が利用できるが、「Virtual PC」向けはWindows 7環境のみとなっている。

(柳 英俊)