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「Unchecky」がブラウザーオファーに対応。Flash導入時にMcAfeeをブロック可能に
ネイティブインストーラーのバンドルソフトブロック機能も改善
(2015/10/16 05:05)
オンラインソフトのセットアップ時にお勧めされる不要なアドウェアやバンドルソフトの追加インストールを防止するツール「Unchecky」の最新版v0.4が公開された。Windows XP以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
オンラインソフトの中には、収益を得るために広告ツールやサードパーティー製のソフトをインストーラーにバンドルし、セットアップの際に追加でインストールすることを勧めてくることがある。「Unchecky」はその追加インストールのチェックボックスを自動的に外してくれるタスクトレイ常駐型ソフトで、うっかり不要な追加ソフトをインストールしてしまうといった事故を防いでくれる。
今回のアップデートでは、“ブラウザーオファー(browser offers)”への対策が盛り込まれた。ブラウザーオファーとは、ダウンロードページに設けられたチェックボックスをONにしたままオンラインソフトをダウンロード・インストールすると、不要なアプリケーションまでインストールされてしまうタイプのバンドル形態。「Adobe Flash Player」のインストール時に「McAfee Security Scan Plus」がお勧めされるのがもっとも有名だろう。これは初期バージョンのリリース当初から要望が高かった機能で、実装を計画して以来、2年越しの努力を実らせた格好だ。
なお、ブラウザーオファーの無効化はネイティブインストーラーの場合と異なり、警告なしで自動で実施され、ユーザーが有効化した場合に警告が表示される仕組みとなっている。また、現時点では「Unchecky」の動作履歴を表示する“活動ログ”には記録が残らないようだ。
また、ネイティブインストーラーのバンドルソフトブロック機能も改善。不審なソフトのバンドルインストールを警告する機能が追加され、チェックボックスをONにする際にツールチップでユーザーへ警告が通知されるようになった。そのほかにも、活動ログをクリアする機能も追加されている。
ソフトウェア情報
- 「Unchecky」
- 【著作権者】
- Reason Company Software Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.4 ベータ版(15/10/12)