レビュー

IMG形式のイメージファイルをUSBメモリやSD/CFカードへ書き込める「Win32 Disk Imager」

組み込み開発向けのシンプルなイメージライティングツール。イメージ保存も可能

「Win32 Disk Imager」v1.0

 「Win32 Disk Imager」は、IMG形式のイメージファイルをUSBメモリやSD/CFカードへ書き込むためのツール。Windows 7/8.1/10に対応するフリーソフトで、“SourceForge.net”のプロジェクトページからダウンロードできる。

 オープンソースで開発されているフリーのイメージライティングツール。ライセンスはGNU GPL v2.0。「Android」や「Ubuntu for ARM」といったOSを扱う組み込み開発向けのツールで、ディスクイメージファイルをリムーバブルメディアへ書き込んだり、リムーバブルメディアの内容をイメージファイルとして保存することができる。

 イメージファイルを書き込むには、まずPCにリムーバブルメディアを挿入する。すると“Device”セクションが更新され、リムーバブルメディアのドライブをプルダウンで選択できるようになる。意図しないメディアに誤ってデータを上書きしてしまわないよう、使わないメディアは取り外しておくとよいだろう。

 “Image File”セクションでイメージファイルを指定する。本ソフトはIMG形式しかサポートしていないので注意したい。なお、本ソフトにはおまけとしてハッシュ値を計算する機能が搭載されている。“Hash”セクションでアルゴリズムを選択して[Generate]ボタンを押すとハッシュ値が算出されるので、配布元が公開しているハッシュ値と比べて、ファイルが改竄されていないか確認しておくことをお勧めする。

 以上で準備は完了。あとは[Write]ボタンを押し、書き込み処理が終わるのを待つだけだ。メディアのイメージ保存も、同様の手順で“Device”と“Image File”の両セクションを設定して、[Read]ボタンを押せばよい。

おまけとしてハッシュ値を計算する機能を搭載
[Write]ボタンを押して書き込み

ソフトウェア情報

「Win32 Disk Imager」
【著作権者】
Tobin Davis 氏、Justin (Tuxinator) Davis 氏
【対応OS】
Windows 7/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0(17/06/15)