REVIEW(10/10/22)
「IPAフォント」を鏡文字・逆さ文字に改造した「鏡文字フォント」
手紙などで暗号の代わりに使ってもおもしろい
「鏡文字フォント」は、文字の上下・左右を反転した日本語フォント。Windowsに対応するフリーのTrueTypeフォントで、編集部にてWindows XPで動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が公開している日本語フォント「IPAフォント」は、その高品位な書体を商用・非商用に関係なく無償で利用できるため、初公開以来ずっと人気を集めている。また同フォントは、改変や再配布が認められているのも特長で、いくつか派生フォントが誕生している。
「鏡文字フォント」も「IPAフォント」をベースにした派生フォントで、文字のデザインはそのままだが、左右を反転した鏡文字になっている。また、上下を反転した逆さ文字タイプや、上下および左右を反転したタイプも同梱されている。「IPAフォント」を構成する4つのフォント「IPA明朝」「IPA P明朝」「IPAゴシック」「IPA Pゴシック」がそれぞれ3種類の反転に対応しているので、同梱フォントは合計で12種類にもなる。
たとえば、左右反転の鏡文字タイプ、または上下反転の逆さ文字タイプを利用すれば、鏡越しに見ることを前提としたポスターを制作できる。上下左右を反転したタイプは鏡越しに見ても反転したままなので、手紙などで暗号の代わりに使うとおもしろいだろう。なお、「IPA明朝」「IPAゴシック」を文字ごとにランダムな方向へ反転・回転したタイプも別途公開されている。
- 【著作権者】
- 独立行政法人情報処理推進機構、田中 健太 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows XPで動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 20090806