いまさら聞けないExcelの使い方講座
【Excel】ちゃんと印刷できる設定に戻すのが面倒! 印刷パターンを登録しておこう
2023年2月15日 06:55
印刷設定を勝手に変更しないで
ちゃんと印刷設定しておいたのに、部下に印刷を頼んだらイマイチ。提出用の資料だから、結局自分で印刷し直した……。よくありますよね。Excelの新旧バージョンの混在や、複数のプリンターがある環境では起こりがちな問題です。自宅では正しく印刷できていたのに、職場で印刷するとおかしくなるというのも、原因は同じです。
この問題は「ユーザー設定のビュー」で解決できます。印刷設定のほか、表示倍率や行列の表示・非表示、フィルターの設定などを保存できる機能です。
例えば、A3サイズの表をA4サイズに縮小して印刷、特定の範囲のみを印刷など、毎回設定していては手間がかかります。ユーザー設定のビューを保存して、一発で呼び出せるようにしておきましょう。
印刷と表示の設定を済ましておく
以下は、A3サイズ横の表です。この表をA4サイズに縮小印刷する場合、印刷プレビューを表示してプリンターを選択、用紙サイズ、印刷の方向、余白、拡大・縮小の設定と、順を追って設定するわけですが、これらを毎回操作するのは面倒ですよね。設定できたら、印刷しないで通常表示に戻ります。
「ユーザー設定ビュー」を登録する
ユーザー設定ビューは表示倍率も保存できるので、好みのサイズに変更しておいてもいいでしょう。必要に応じて、列や行の表示・非表示、フィルターなども設定しておきます。「今の設定」を保存するので、以下の操作をする前に、念のため印刷設定を確認しておいてください。
ビューを呼び出す
保存した「ビュー」を呼び出してみましょう。ここでは結果がわかりやすいように、表示倍率を下げた状態から操作します。以下の操作のほか、[Alt]→[W]→[C]の順にキーを押すと、[ユーザー設定のビュー]ダイアログボックスを簡単に呼び出せます。
この状態で通常の印刷操作を行えば、いつもの設定を適用した状態で印刷可能です。
自分専用の設定を保存して効率アップ
印刷の設定は手間もかかりますし、間違えないように気もつかいますよね。自分専用の設定を保存しておけば効率アップ間違いなしです。表示・確認用の設定と印刷用の設定を別々に保存しておいて使い分けてもいいでしょう。