いまさら聞けないExcelの使い方講座
【Excel】名簿の「ふりがな」欄で起こるトラブル対策! PHONETIC関数の使いこなし
ひらがな・カタカナが混在してる&間違った読みや漢字が表示されるときの解決法
2024年4月3日 06:55
「ふりがな」の直接入力は必要なし
名簿などの一覧では「ふりがな」列を用意することがありますよね。ひとつずつ手入力する必要はありません。PHONETIC関数で簡単に取り出せます。
しかし、列によって“カタカナ”や“ひらがな”のことがある、間違えている「ふりがな」を修正できない、漢字のまま表示されてしまうのはなぜ?といった声を聞きます。
理由は単純です。カタカナとひらがなの混在は設定の違い、漢字のまま表示されるのは、ふりがなの情報が参照できないためです。どちらも簡単に修正可能。さっそく実践してみましょう。
[ふりがなの設定]ダイアログボックスでカタカナ/ひらがなを統一
PHONETIC関数を使用すると、指定したセルに含まれるふりがなの情報を取り出せます。以下の例では、C列とE列にPHONETIC関数が入力されており、どちらの数式も問題はありません。
PHONETIC関数から“参照するセル”の[ふりがなの設定]を変更しましょう。PHONETIC関数を入力しているセル範囲の設定ではないことに注意してください。
ふりがなを追加する
続いて、PHONETIC関数の結果として、ふりがなではなく漢字が表示されてしまう問題を解決しましょう。PHONETIC関数は、日本語入力時のふりがなの情報を参照します。Excelで入力していないデータ、例えば別のアプリからコピペしたり、CSVファイルから取り込んだりした場合に漢字のまま表示されてしまうことがあります。
データを再入力する必要はありません。[Shift]+[Alt]+[↑]キーを押して、ふりがなをセットしてしまいましょう。[ふりがなの表示/非表示]ボタンの[▼]から[ふりがなの編集]を選択しても構いませんが、ショートカットキーのほうが手軽です。
なお、ふりがなの文字サイズは小さいので、表示倍率を拡大して操作することをおすすめします。
ただし、自動で追加されるふりがなは、一般的な漢字の読み方に基づいています。正確なふりがなが追加されなかった場合は、以降の手順で修正してください。
ふりがなにはショートカットキーが便利
ふりがなに困った時、つい手入力したくなりますが、[Shift]+[Alt]+[↑]キーを思い出してください。一般的な読みを自動的にセットできますし、修正にも手間はかかりません。