初月100円!オススメGame Pass作品
「Microsoft Flight Simulator」に無料拡張版「Game of the Year Edition」が登場
東京上空をはじめ世界各地の美しいロケーションを自由に飛行
2021年11月26日 10:58
2020年に発売されたフライトシミュレーター「Microsoft Flight Simulator(マイクロソフト フライトシミュレータ)」に、無料の拡張版「Game of the Year Edition(ゲームオブザイヤー エディション)」(以下、GOTY)が11月19日に投入された。
「PC 用 Xbox Game Pass」では、以前から「Microsoft Flight Simulator: Standard」がラインナップに入っており、今回「GOTY」も利用できるようになった。本連載では従来版を採り上げていなかったので、これまでプレイしていなかった方に向けての紹介としてお伝えする。
本作はマイクロソフトが1982年から制作しているシリーズ作品の最新作。実際の飛行機の操縦をシミュレートするという内容で、映像・システムの両面でリアルさを追求している。長年開発が続けられてきたシリーズの最新作だけあって、本作の映像の美しさは多くの人を驚かせている。
ゲームとしてはシミュレーターだけあって、飛行のための手順もリアル。まず飛行機を離陸させる手順を覚えないと飛ぶことすらできないというのが、ある意味シリーズの伝統だ。本作ではとても丁寧なチュートリアルが用意されており、順を追っていけばすぐに飛行機を飛ばせるだろう。
そんなチュートリアルはまどろっこしい、という人におすすめなのが「ディスカバリー フライト」。世界各地の名所を飛行機で自由に飛べるモードで、とりあえず飛行機を動かせる程度に操作を覚えれば、本作の美しい映像を好きなロケーションで堪能できる。ロケーションは富士山やエベレストなど自然を楽しむもののほか、東京やパリ、ベルリンなどの都市も用意されている。
東京を選んでみると、最初から東京上空を飛んでいる飛行機からゲームがスタート。手間のかかる離陸操作もなく、いきなり東京の空を堪能できる。何も操作しない状態でも、東京湾からレインボーブリッジを越え、東京駅の上空に向かう直線ルートをとる。ひたすら周囲を眺めているだけでも幸せを感じられる美しさだ。
もちろん操作も可能。新宿副都心や東京スカイツリーなど、行きたいところに行っていい。都心から近いところに住んでいる方なら、自分の家を上空から眺めることまでできる。都市部の重要地点以外は建物の高低差が一定以下に制限されたデータになっているなど、実物そのものとまでは言えないものの、自宅付近を低空飛行する飛行機からの眺めを堪能できるのは本作ならでは。
実際に飛行機を飛ばす手順をマスターするのも楽しいが、まずは何より映像の美しさを知ってもらうのが本作の魅力を伝えるのにベストな方法だと思う。ぜひ一度インストールして、映像をじっくりと眺めてみていただきたい。
ただし本作のインストールサイズは147.6GBとかなり強烈。ゲームが起動してからも数十GBのアップデートファイルがあったりするので、インストール後に起動してアップデートが済むまで相応の時間がかかることを念頭に、プレイの準備をしていただきたい。なおプレイ時の読み込み時間も相当長いので、大容量SSDへのインストールをおすすめする。
なお「GOTY」では従来版から飛行機や空港、ミッションなど多数の新要素が追加されたほか、DirectX 12の早期アクセスも導入されている。本稿の画像はDirectX 12で撮影したものだ。
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