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メガドライブの名作アクション「ベア・ナックル IV」 ~26年ぶりに復活!
コンボを繋ぐスコア稼ぎが熱い! 古代祐三氏や川島基宏氏らも楽曲提供
2022年3月11日 10:58
今回紹介するのは、ベルトスクロールアクションゲーム「Bare Knuckle IV」(以下、ベア・ナックル IV)。「ベア・ナックル」シリーズは1作目が1991年にメガドライブで発売されたのを皮切りに、計3作が発売され、メガドライブを代表する作品として知られている。
1994年の3作目の発売以降は新作が出ていなかったが、26年後となる2020年、本作「ベア・ナックル IV」が発売された。開発はフランスのパブリッシャーDotEmuを中心とした3社で行われ、セガはライセンスを提供した形。
ゲームは奥行きのある2Dフィールドで、格闘で敵を倒して進んでいくというもの。ステージの最後にいるボスを倒せばクリアとなり、次のステージに進む。敵の攻撃を受けるとライフが減り、なくなると残機を消費して復活。残機がなくなればステージの最初からやり直しになる。「ベア・ナックル」シリーズを始めとしたベルトスクロールアクションではおなじみの内容だ。
プレイヤーキャラクターはタイプの異なる4人が選べる。基本操作は共通しており、ボタン連打で弱攻撃のコンボ、少し長押しして離して強攻撃。またライフを消費して発動するスペシャル技も使える。
さらに方向キーとの組み合わせで発動する大技や、敵に近づいて掴んでからの投げ、落ちているアイテムを使った攻撃、スペシャル技と方向キーの組み合わせによるバリエーション、さらに道中で時々拾えるスターを消費して発動するスーパー奥義と、使える行動はかなり多い。
本作の特徴は、コンボのダメージを重視している点。弱攻撃を連打しているだけで敵に連続攻撃を仕掛けられるほか、大技やスペシャル技に繋いでコンボを長くすることも可能。さらに一定時間内に他の敵に攻撃を仕掛けるとコンボのカウントが加算されていく。ただし、途中で敵の攻撃を受けるとコンボは止まってしまう。
コンボの総ダメージ量によってスコアが大きく加算される。スコアが一定量たまると残機が増えるため、いかにコンボのダメージを稼ぐかも攻略に繋がる。特にスペシャル技は無敵時間が発生するものがある上、スペシャル技の発動で消費したライフはその後に敵を攻撃すれば回復できるので、使いこなし次第で大きくスコアを稼げる。
ゲームスタート時には難易度選択も可能。この手のゲームのプレイ経験がある人なら初プレイでも難易度NORMALでいいと思うが、難易度はEASY、NORMAL、HARD、HARDESTに加え、最初は選べないMANIA、MANIA+という高難度も用意されており、完全攻略の道は長そうだ。
多くの敵が次々と現れる中で、うまく敵をいなしつつもコンボを繋ぎ、落ちているアイテムで回復しながらボスを目指す。道中には盾を持って一定の攻撃を防ぐ敵など厄介なものも現れるし、ボスはそれぞれに特徴的な技を繰り出してくる。
「セガ純正のゲームじゃないのか」と残念がる人もいるかもしれないが、その点は心配無用。ベルトスクロールアクションとしてはとても正統な作りで、キャラクターごとの特性の違いやバリエーション豊かな敵キャラクター、ちょっとした縦方向のズレで攻撃が当たらないなどのもどかしい点も含めて、言われなければ海外製とは気づかないくらいの高いクオリティを見せている。
加えて、往年のファンには音楽にも注目して欲しい。本シリーズの楽曲を手掛けた古代祐三氏と川島基宏氏が本作に楽曲を提供しているほか、下村陽子氏、長沼英樹氏、山岸継司氏といったベテランのゲームミュージック作曲家が参加している。
ちなみに、本作のタイトルの「ベア」は英語表記で「Bear(熊)」ではなく「Bare(むき出しの、裸の)」。また海外では「Streets of Rage(ストリート・オブ・レイジ)」というタイトルで販売されている。
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