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「パックマン」シリーズ14本が遊べる「PAC-MAN MUSEUM+」

筐体や内装を変えて『パックマンだけのゲーセン』を作る楽しみも

「PAC-MAN MUSEUM+」のタイトル画面

 1980年に登場したアーケード版「パックマン」は世界的な大ヒットとなり、ナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)を代表する作品の1つとなっている。今回紹介する「PAC-MAN MUSEUM+」は、初代「パックマン」を含むシリーズ14作品を一挙に収録したものとなっている。

 収録作品は次のとおり。

  • 「パックマン」
  • 「スーパー パックマン」
  • 「パック&パル」
  • 「パックランド」
  • 「パックマニア」
  • 「パックアタック」
  • 「パックインタイム」
  • 「パックマン アレンジメント アーケードver.」
  • 「パックマン アレンジメント CS ver.」
  • 「パックマン チャンピオンシップ エディション」
  • 「パック モトス」
  • 「パックンロール リミックス」
  • 「パックマン バトルロイヤル」
  • 「パックマン256」

 起動すると、「パックマン」シリーズの筐体が置かれたゲームセンターが表示される。プレイヤーはパックマンを操作し、遊びたい筐体の前に行ってプレイする。コンシューマーゲーム機向けのものは、ゲームパッドが置かれたテーブルで複数の作品が選択できるようになっている。

 収録作品のうち最初からプレイできるのは「パックマン」や「パックランド」など一部のみで、プレイ可能なタイトルを遊ぶことで遊べる作品が増えていく。例えば「パックマン」を2回プレイすると、「スーパー パックマン」がアンロックされる。

 「パックマン」といえば、ゴーストを避けながらステージ上にあるエサを全て食べればクリアというゲーム。その後は横スクロールアクションになった「パックランド」や、ゴーストをジャンプで避けられる「パックマニア」、最大4人で対戦できる「パックマン バトルロイヤル」など、様々な作品が開発された。

「パックマン」。シリーズの原点でありナムコを代表する作品。元々の英表記は「PUCK MAN」だった
「パックランド」。全く新しい横スクロールゲームになったのに加え、目的地に到着したら今度は逆方向に帰るのが斬新
「パックマニア」。基本ルールは「パックマン」と同じながら、ジャンプでゴーストを避けられるなどアレンジされている
「パックマン バトルロイヤル」。パワーエサを取って他のプレイヤーのパックマンを食べれば勝ち、という対戦ゲーム

 ゲームプレイにはコインが必要で、開始時点で500コインを所持している。コインは各ゲームをプレイすると、獲得したスコアに応じて数枚入手できるようになっており、遊ぶほどに増えていく。

 舞台となっているゲームセンターは、筐体の配置を変えたり、内装を変えたりと、好みのデザインに作り変えられる。筐体はゲームプレイの報酬として入手でき、同じゲームの筐体をいくつも並べたりもできる。

ゲームセンターで筐体を選べばゲームが遊べる
店内の内装を変えて自分好みの店に作り変える

 またコインを消費して遊べるガシャポンで、フィギュアなどが入手でき、店内の置物として使える。さらにジュークボックスで好きな音楽を流せる。未設定だといくつものゲームの音が入り混じった、ゲームセンターの店内音のようなものが流れている。

 ちなみに本作に収録された14作品のほかにも、数々の「パックマン」関連の作品がある。それでも収録された14作品すべてをプレイしたことがある、という人はそう多くはないだろう(かく言う筆者もアーケード版の実機は1つもプレイしたことがない)。ゲームファンなら「パックマン」の歴史を体験すべく、一通りプレイしてみる価値があると言える。

ガシャポンで店内に置けるフィギュアなどが手に入る。ナムコはバンダイと合併したので『ガシャポン』なのだ
ジュークボックスで「パックマン」関連の楽曲が聴ける
遊んだことがない作品でも、解説やインストラクションカードが収録されているので安心

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