初月100円! オススメGame Pass作品
「Quake」が25年ぶりのリメイク。『ドット感』を残しつつ4K対応など高画質化
新たな拡張パック「Dimension of the Machine」も収録
2022年6月3日 11:00
今回紹介するのは、FPS「Quake」(クエイク)。FPSというジャンルを世に知らしめた「DOOM」(ドゥーム)を開発したid Softwareが1996年に発売した作品で、フィールドからキャラクターまで全てを3Dで描画したフル3Dゲームに進化している。
PC Game Passで配信されているのは、発売から25年後の2021年に登場したリメイク版。4K解像度やハイリフレッシュレートに対応するとともに、グラフィックス周りもブラッシュアップ。グラフィックス設定にはアンチエイリアシングやモーションブラーといった、当時はありえなかった項目が並んでいる。筆者の記憶が確かなら、当時は320×200ドットくらいの解像度でプレイしていたので、4Kならピクセル数比で約130倍である。
グラフィックス周りが強化されたとは言っても、現代のFPSタイトルのような美しいエフェクトやテクスチャはあえて採用せず、当時の低解像度なドット感を残したまま高画質化が図られている。発売当時にプレイしたことのある筆者としては、懐かしさを覚えつつ、今時のゲームとしてストレスなく遊べるよう見事に調整されていると感じる。
ゲーム内容は、暗い雰囲気のマップでモンスターを撃破しながらマップの仕掛けを解いて、ゴールを目指すというもの。仕掛けといっても、鍵を見つけるものや、スイッチを押すものなど、シンプルな目的がほとんどで、あちこち探し回れば見つけられる。日本語は非対応ながら、特に困ることはないだろう。
モンスターは銃器を持った人型のものもいれば、ゾンビや幽霊のようなものもいる。攻撃パターンもいろいろあり、真正面から力技で突破しようとするとあっさりやられることも多い。特に最初は単発の銃と斧しかなく、多くの敵が現れると対処が難しい。
マップには各所に武器が落ちている。連射力の高いものや、爆発して周囲にダメージを与えるものなど種類も多い。状況に応じて適切に使い分けていくのが重要だ。またライフを回復できるアイテムや、ダメージを軽減するアーマー、一定時間能力がアップするアイテムなどを拾えることもある。
ゲームシステムはキャラクターの動きを含めて非常にスピーディで、後にスポーツ系FPSと呼ばれるジャンルの原点ともいうべき存在だ。ただ本作は基本的にホラー寄りのゲームである上、敵をロケットランチャーで倒すと爆散した体の一部が残るなど、ハードな残虐表現でも知られており、好みが分かれる。
リメイクによる大きな変更点としては、本作の発売に合わせて新たな拡張パック「Dimension of the Machine」が導入されている。これまでの内容よりもグラフィックスやマップが洗練されており、特に元の「Quake」を散々遊び倒したという人には試していただきたい。
W/A/S/Dキーでの移動やマウスでの照準・射撃といった操作方法は現代のFPSタイトルと同じだ。難易度設定も可能で、古いゲームだからといってプレイに何ら心配は要らない。もちろんネットワーク経由のマルチプレイにも対応している。プレイ経験がない人も、「DOOM」と双璧を成す伝説級のFPS作品をぜひ体験してみていただきたい。
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