初月100円! オススメGame Pass作品

「ドラクエ11」も100円で遊べる! 今から始める「PC Game Pass」【後編】

PCでゲームを管理する「Xboxアプリ」を使いこなす!

「PC Game Pass」ストアトップ

 前編では「PC Game Pass」のタイトル紹介と利用を始めるまでの手順を紹介した。今回は後編として、「PC Game Pass」の中心的役割を果たすXboxアプリの使い方や注意点、利用時のポイントを紹介していく。

 Xboxアプリについて改めて1つ。この名前を聞いて「Xboxは持っていない」と思われるだろうが、Xboxという名前は特定のゲーム機を指すだけのものではない。Microsoftのゲーム部門のブランド名であると理解しておくといい。

Xboxアプリの基本的な使い方

 早速、Xboxアプリを見ていこう。画面左のタブからGame Passを選択すると、対応タイトルがずらりと表示される。最近追加されたタイトルや近日公開予定のタイトル、現在人気のタイトルなどが紹介されており、最下部にはジャンル別のカテゴリ分けも用意されている。

最近追加されたタイトルなどがわかりやすく並べられている

 試しに表示されているゲームから1つ選んでクリックしてみる。するとゲームの概要が表示され、インストールボタンが現れる。ここでインストールを押し、インストールするドライブを決めれば、ゲームのダウンロードとインストールが自動で進行する。要は遊びたいゲームを選んでインストールするだけだ。

気になるゲームを見つけたらクリック。ゲーム概要が見られる

 より詳しい情報を見るには、インストールのボタンの右側にある3本線のボタン(マウスカーソルを置くと「詳細」と表示される)をクリックすると、詳細ページへと遷移する。ゲームの詳しい説明のほか、スクリーンショットや動画、実績、追加コンテンツの情報を確認できる。他の利用者によるレビューも参照可能だ。

各ゲームの詳細情報を確認できる

 情報の中で特に注目しておきたいのが、その他の項目にあるサポートされている言語の項目。インターフェイス、オーディオ、字幕の3項目で、対応言語が一覧できる。日本語の項目で、インターフェイスと字幕はあるが、オーディオはないという場合、文字情報は日本語化されているが、音声は英語などの他言語だとわかる。

 ただし初期には日本語なしのゲームが、アップデートで日本語対応することもあり、その情報が詳細情報に反映されていないこともある(たとえば「Tropico 6」がこれにあたる)。「PC Game Pass」は定額制で、インストールするゲームの数や回数には制限はないので、たとえ日本語対応の明示がなくともインストールして試してみるというのも1つの手だ。

日本語に対応しているかどうかも確認できる

 インストール済みのタイトルはXboxアプリの左側にリスト化されるほか、左上にある「マイ ライブラリ」の項目からも確認できる。インストール済みのゲームにアップデートが提供されるとリストに通知され、アップデートを適用できる。Xboxアプリはゲームを探すだけでなく、ゲームの起動からインストール後の管理までを一元化したアプリなのである。

インストール済みのゲームは左側にリストが並ぶほか、「マイ ライブラリ」でも確認できる
アップデートの通知や適用もXboxアプリで行う

Xboxアプリの便利な活用法と注意点

 Xboxアプリはいわゆるゲームカタログで、操作に困ることはないだろう。ただ実際にはもっと色々な機能や注意点がある。いくつか紹介しよう。

「PC Game Pass」に非対応のゲームも出てくる

 先述のように「PC Game Pass」のタブからゲームを探す分には対応タイトルしか出ないのだが、他の方法、例えばタイトル検索などでは、非対応のゲームもリストに上がってくる。Xboxアプリは「PC Game Pass」専用ではなく、Microsoftが配信するゲームを一括して管理しているアプリだからだ。

 また「PC Game Pass」対応タイトルの詳細ページで、追加コンテンツや豪華版などへのリンクもある。こちらも「PC Game Pass」に対応しているものとそうでないものに分かれているので注意。緑のボタンで「インストール」とあれば利用できる状態で、金額が書かれていれば非対応と思っていい。

 このほか時間が経過して「PC Game Pass」の対応から外れたタイトルもある。弊誌の連載記事「初月100円!オススメGame Pass作品」で紹介したものの中にも、既に非対応になっているゲームもあるので、利用の際にはXboxアプリ上で状況確認をお忘れなく。

タイトル検索ではMicrosoftの配信タイトルが全て対象となるため、「PC Game Pass」の対象外のゲームも出てくる
「PC Game Pass」対象外のタイトルでは価格が表示される

ダウンロードとゲームの管理方法

 Xboxアプリでゲームをインストールする際、PCに複数のドライブがある場合は、どのドライブにインストールするかを選択できる。昨今のPCゲームは100GBを超えるような超大容量作品もあり、定額サービスだからと気軽にインストールを繰り返すと、あっという間にストレージの容量を食いつぶしてしまう。

 インストールするドライブを選ぶと、Xboxアプリで使用するフォルダを指定できる。その後は他のゲームをインストールする際に、そのフォルダの配下にゲームがインストールされていく仕組みだ。もしPCにSSDとHDDが搭載されている場合、頻繁に遊ぶゲームや読み込みに時間がかかるゲームはSSDに、そうでないものはHDDに、といった分け方もできる。

 インストールするドライブを変えても、Xboxアプリ上のゲームのリストには影響せず、全タイトルが並列でアルファベット順に並べられる。実際に遊ぶ時にどのドライブにインストールしたかを意識する必要はない。

 各タイトルで必要な容量は詳細ページに書かれている。またインストール時には全てのドライブの空き容量がチェックされ、容量不足のドライブは選択できないようになっている。

ゲームをインストールする際、ドライブを選択できる

デスクトップショートカットの作成

 インストールしたゲームは、デスクトップにショートカットを設置するというタイプの人もいるだろう(筆者もその1人だ)。Xboxアプリではインストール時にデスクトップショートカットを作成するかどうかのチェックボックスがあり、チェックしておくとインストールと同時にデスクトップにショートカットが用意される。

 ただ標準ではチェックボックスがオフになっており、うっかりショートカットを作り忘れることがある。ゲームのインストール場所は先に設定してあるのでわかるのだが、ゲームのフォルダ構成が特殊で、ショートカットを作るべきゲームの実行ファイルがどこにあるかわからない。

 こんな時には、画面左のインストール済みのタブから、ショートカットを作りたいゲームにカーソルを動かし、縦に3つ並んだ点のアイコンをクリック。すると小さいメニューが現れ、その中にデスクトップショートカットを作成するという項目がある。これを押せば、何度でもショートカットが作成可能だ。

インストール時に表示される「デスクトップ ショートカットを作成する」のチェックボックス
インストール後でもメニューからショートカットを作成できる

「PC Game Pass」からもうすぐ外れるタイトルの確認

 遊びたいゲームがあって「PC Game Pass」を契約したのに、すぐに対応から外された……となるのは悲しい。それ自体は仕方ないとしても、近々外されるタイトルはXboxアプリから確認できる。

 左上のGame Passのタブをクリックし、右側の画面を下へとスクロールしていくと、「まもなく終了します」と書かれた項目が出てくる。そこに並ぶタイトルの下に「リリースまであと 2022/05/01」といった形で日付が書かれている。この日付が過ぎると、そのタイトルは非対応となる。文言が変なので戸惑うが、日付だけを見るようにすればいい。

 もし「まもなく終了します」の項目がなければ、近々外れるタイトルはない、ということだ。筆者が見た感じ、終了の1~2週間前にはこの告知が出ているように思う。

「まもなく終了します」の項目に入っているタイトルは、近日対象外となる

新たに追加されるタイトルも確認可能。先行インストールも

 対応から外れるタイトルだけでなく、間もなく新たに加わるタイトルも同様に「近日公開予定」としてリストアップされている。こちらもリリース日が書かれており、詳細ページにはその日の何時に公開されるかまで確認できる。

 これらのタイトルはプレインストールが可能。ゲームの公開前にあらかじめインストールを済ませておき、公開と同時に遊べるようになっている。ダウンロードに時間がかかる大容量のゲームでは、特にありがたい機能だ。

 なお「近日公開予定」の項目に入ることなく、いきなり対応タイトルに投入されるものもある。

「近日公開予定」のタイトルは公開前にプレインストールが可能

対応タイトルをあえて単体購入すると割引。追加コンテンツにも適用あり

 対応タイトルの詳細画面を見ると、インストールのボタンの右側に、「購入」のボタンも用意されている。先述のように対応タイトルから外れたり、利用者が「PC Game Pass」の契約を中止したりしても、単体購入すれば遊び続けられる。

 「PC Game Pass」を契約した状態で対応タイトルを買うと、契約者限定で最大20%の割引が受けられる。対応から外れたり、契約を中止したりした後だと、この割引は適用されない。長く遊びたいタイトルを購入する際には、この点にも注目しておくといい。

 この割引制度は、対応タイトルだけでなく、対応タイトルの豪華版パッケージや追加コンテンツにも適用されるものがある。例えば「マインクラフト」のコンテンツをゲーム内で購入できる「700 Minecoins」は、契約者限定で10%オフで購入できる。

「PC Game Pass」の契約中は、対応タイトルの単体購入時に割引が受けられる
追加コンテンツに「PC Game Pass」契約者限定の割引があるものも

すぐ遊ばないゲームを「後でプレイ」に登録

 気になるゲームを見つけたが、何かしらの理由ですぐには遊べないという時のために、「後でプレイ」に登録する機能が用意されている。各ゲームの情報画面で、横線4本と+マークが書かれたアイコンをクリックすれば、「後でプレイ」に登録される。登録したゲームは、左上のタブ「マイ ライブラリ」をクリックすると確認できる。

 「PC Game Pass」対応タイトルであれば、「後でプレイ」にせずインストールしてしまうほうが手っ取り早くはあるが、ストレージの容量を無駄に食いつぶすのが嫌ならこういう手もある、というくらいで覚えておくといいだろう。

気になるゲームは「後でプレイ」に入れておくのもあり
「後でプレイ」を設定したゲームは「マイ ライブラリ」で一覧できる

同じMicrosoftアカウントなら別のPCでも遊べる

 「PC Game Pass」の契約はMicrosoftアカウントに紐づくので、別のPCにXboxアプリをインストールし、同じMicrosoftアカウントでログインすることで、そのPCでも「PC Game Pass」を利用できる。家ではデスクトップPC、出先ではノートPCなど、使い分けが可能だ。

 ただし同じゲームを2台同時にはプレイできないことがある。例えば「マインクラフト」を2台同時に起動して同じワールドに入ろうとすると、後から入ろうとした側はワールドに参加できない。これは「マインクラフト」がMicrosoftアカウント(厳密に言うとXboxゲーマータグ)でユーザーを管理しているためだ。

 とはいえ基本的には2台以上を同時に利用しない限りは、特に問題なく並存できるようになっている。

ゲームのセーブデータはクラウドに保存される

 各ゲームのセーブデータはローカル保存されるのが基本だが、ゲームによってはクラウドでも保存される。利用者が何かを設定する必要はなく、利用するMicrosoftアカウントに自動的に保存されているようだ。

 先に紹介した方法で2台のPCに同じゲームをインストールしておけば、どちらでプレイしてもセーブデータを引き継いでプレイを続けられる。出先でも遊びたいゲームがあるなら、プレイするゲームのセーブデータが共有できているかどうか確認しておくといいだろう。

面白そうなゲームを見つけたら100円で試してみよう

 Xboxアプリはシンプルな見た目でうまくまとまっており、他のゲーム会社が提供するオンライン配信ストアにも劣らない仕上がりだ。またXboxアプリ自体のアップデートも割と頻繁で、新たな機能が随時追加されている。本稿で紹介した内容がすぐ使えなくなりはしないだろうが、Xboxアプリ自体が日々進化するものだと思って使うのがいい。

 「PC Game Pass」は月額850円のサービスとしては、かなり充実したタイトルラインナップになっている。もし遊んでみたいゲームがあったら、初回は100円で1カ月間遊べるし、その間には他のゲームもプレイ可能なので、気軽に試してみていただきたい。

 超大作からインディーまで、100本以上の多彩なPCゲームが月額850円で遊び放題になるサービス「PC Game Pass」。本連載ではその中から、おすすめのゲームをご紹介している。本サービスは初月のみ88%OFFの100円で利用できるので、気軽にお試しいただきたい。なお対応タイトルは入れ替えがあり、後日提供終了となるものもあるので注意。現時点でのタイトル一覧はこちら

Microsoft Storeで「PC Game Pass」を購入する