残業を減らす!Officeテクニック

定型文をOutlookの「マイテンプレート」に保存しておけば作業効率アップ間違いなし!

よく使う文言は「テンプレート」に登録しておくと便利

 業務でやり取りするメールでは、ある程度決まった文言を使いますよね。特に定期的な連絡なら過去のメールをコピー&ペーストしている人もいるでしょう。常套句を繰り返し入力しているなら「テンプレート」を使ってみてはいかがでしょう。

 目新しい機能ではありませんが、普段はビジネスチャットが中心で、メールが面倒と感じている人には特にオススメです。今回は、Outlookでテンプレートを登録する方法を紹介します。また、IMEの「単語の登録」も使ってみてください。ユーザー辞書に単語を登録するため、メール以外のアプリでも有効です。

メールの作成画面から登録可能

 「テンプレート」の機能は知っていても、呼び出し方に迷う可能性があります。メールの作成画面にある[その他のコマンド]ボタンから新規登録・編集が可能です。あらかじめサンプルのテキストが用意されているので、新規登録の前に使い心地を試してもいいでしょう。なお、メールの件名はテンプレートに保存できません。

メールの作成画面を表示しておく。画面右側にある[・・・](その他のコマンド)をクリックして[テンプレートを表示]を選択する
初回起動時のみテンプレートの説明が表示される。[続行]をクリックする
テンプレートの一覧が表示された。サンプルのテキストがいくつか登録されている。大きな文字がテンプレートのタイトル、小さな文字がクリック時に入力されるテキストだ。ゴミ箱型のアイコンで削除、鉛筆型のアイコンからテンプレートを編集できる
テンプレートを新規作成する場合は[+テンプレート]をクリックする
上段の入力欄はテンプレートのタイトルでメールの件名ではないので注意。わかりやすいタイトルを入力しておく。本文は過去メールをペーストして編集すると効率的だ。[保存]をクリックする
テンプレートが新規登録された
ワンクリックで長文入力できるのは効率がいい

「単語の登録」も便利

 こちらも昔からあるテクニックですね。「単語の登録」という名前なので、単語しか登録できないと思われるかも知れませんが、定型句の登録にも使えます。例えば「おせ」→「お世話になっております。」「よろ」→「よろしくお願いいたします。」など、1回の登録でかなりの効率アップが期待できます。

タスクバーの「あ」もしくは「A」を右クリックして、[単語の追加]を選択する
[単語の登録]ダイアログボックスが表示された。[単語]に入力したい文言を入力する。[よみ]は変換前に入力する言葉だ。ひらがなで数文字の登録がおすすめ。他の項目を変更する必要はない。[登録]をクリックする
[よみ]に指定した言葉(ここでは「よろ」)を入力して変換すると、[単語]の文言が変換候補に表示される

 テンプレートの弱点は書き換え忘れでしょう。相手の社名や日付など、書き換えが必要な箇所は明確に分かるようにしておく。よく使う言い回しは「単語の登録」で対応するなど、細かい工夫でミスを防いで効率化できると思いますよ。