残業を減らす!Officeテクニック

パワポでWeb会議用のオリジナル背景を自作する ~背景だってかぶりは避けたい

お年賀背景、名刺タイプなど、Zoom、Meet、Teamsのどれでも使える

PowerPointでオンラインミーティング用の背景画像を作ってみよう

 オンラインでのミーティングにて、自宅の様子を隠すために「バーチャル背景」を利用している人も多いでしょう。「Zoom」や「Google Meet」、「Microsoft Teams」などの主要なツールには合成用の画像が用意されています。

 無難にオフィスやカフェなどの画像を選択すると、高確率でかぶりませんか? 気になって、さりげなく画像を変更したこともあるのではないでしょうか。

 今回は、PowerPointを使って、ほかの人とかぶらないオリジナルの背景を作成する方法を紹介します。名刺代わりの背景を設定したり、季節で変えたりするのも気分転換になります。例えば以下のようなイメージです。

ダウンロードした画像とQRコードを配置した
年賀用に和風の画像と素材を組み合わせた

画像やテンプレートをダウンロード可能

 Microsoftの公式サイトには、高品質のイメージ画像ほか、背景画像に利用できるPowerPointのテンプレートファイルが公開されています。

Microsoftの公式サイトに高品質の画像が公開されている

 ダウンロードしてそのまま利用しても構いませんが、今回はひと工夫して画像やテキストを配置して仕上げていきましょう。ここではダウンロードした画像を利用しますが、手元にある写真やPowerPointの「ストック画像」を利用でも再現可能です。

 なお、イラスト素材は郵便局のフリーイラスト集からダウンロードしています。

郵便局のイラスト集

スライドサイズに注意

 素材を準備できたら、いつもと同じ要領でスライド作成をするだけです。ただし、Webカメラはワイド画面であるものが多いので、スライドサイズも「16:9」に設定しておきます。もし、貼り付けた画像の縦横比があわない場合は、スライドサイズより大きく上下の余白を埋めるように拡大します。はみ出した部分は書き出し時に無視されます。

作業前に[デザイン]タブの[スライドのサイズ]から[ワイド画面(16:9)]を選択しておこう
画像を配置した状態。画像の縦横比が「16:9」にあわない場合は、スライドサイズより大きく上下の余白を埋めるように拡大しておく
ダウンロードしたイラスト、図形、テキストボックスを重ねて配置した
[ファイル]タブをクリックして、[エクスポート]-[ファイルの種類の変更]を選択して、PNG形式かJPEG形式を選択する。[名前を付けて保存]をクリックする
スライドから書き出した画像

各種ツールで設定する

 スライドを1枚の画像として書き出せたので、あとは各種ツールの設定画面で画像を指定するだけです。イメージが反転して表示されることがありますが、ミラーリングの設定によるものです。相手には正しく表示されるので安心してください。

「Zoom」での設定例。[+]をクリックして[画像を追加]から画像を追加できる
「Google Meet」での設定例。画面下の[⁝]から[ビジュアルエフェクトを適用]を選択して、メニューを表示する。[背景画像をアップロード]から画像を追加する
「Microsoft Teams」での設定例。[背景フィルター]をクリックして背景の一覧を表示し、[新規追加]から画像を追加する