残業を減らす!Officeテクニック

リボンの“タブ探し”はムダ! 作業スピードを上げるOfficeのクイックアクセス活用術

その操作、本当に最短ルートですか?

 Officeアプリで資料を作成する際、[ホーム][挿入][表示]など、複数のタブを何度も切り替えながら操作していませんか? 1つひとつの操作は数秒でも、積み重なると無視できない時間ロスになります。

 “タブ”を切り替える設計上、ある程度は避けられませんが、やはり手間に感じる場面もあります。特に操作に不慣れな場合は「どこに何の機能があるか」を探しながら操作するため、無意識のうちに遠回りしているケースが少なくありません。

PowerPointの[デザイン]タブ。例えば、表を挿入するために[挿入]タブに切り替えることがほとんどだろう
Excelの[データ]タブ。フィルターや並べ替えのために切り替えることは多い
Wordの[校閲]タブ。コメントを挿入する際に切り替えることが多い

 例えば、PowerPointで図形を挿入して配置を整える場合、[挿入]タブと[ホーム]タブを切り替える必要があります。さらに図形の色を変更するなら、[図形の書式]タブに切り替えることになります。

 ExcelやWordでも同様に、タブを切り替えながら操作する場面は多いでしょう。このタブの“行ったり来たり”が、作業効率を下げる原因になります。よく使う機能は「クイックアクセスツールバー」に登録して、自分専用にカスタマイズしておきましょう。

クイックアクセスツールバーを下に移動する

 まずはクイックアクセスツールバーをリボンの「下」に移動します。元々、下に表示されている場合は、この操作は不要です。

[クイックアクセスツールバーのユーザー設定]ボタンメニューをクリックして、[リボンの下に表示]を選択する
クイックアクセスツールバーがリボンの下に移動した

不要な機能は削除する

 クイックアクセスツールバーには、標準で[自動保存のオン/オフ切り替え]と[上書き保存]、[元に戻す]/[やり直し]、スライドショーの[最初から]が用意されています。しかし、[Ctrl]+[S]キーを押せば[上書き保存]できますし、スライドショーも用途に応じて使い分ければ十分でしょう。不要な機能は削除しておくことをおすすめします。

[クイックアクセスツールバーのユーザー設定]をクリックして、[その他のコマンド]を選択する。なお、チェックが付いている機能をクリックして非表示にすることも可能
右側の一覧に表示されている機能がクイックアクセスツールバーに表示される。不要な機能(ここでは[上書き保存])を選択して[削除]をクリックする
不要な機能が削除された

よく使う機能を追加する

 今度は、よく使う機能をクイックアクセスツールバーに登録していきましょう。[PowerPointのオプション]画面から追加します。なお、機能の順番は入れ替え可能なので(後述)、よく使う機能をどんどん追加していきます。タブに表示されていない機能を選択することも可能です。

[クイックアクセスツールバーのユーザー設定]-[その他のコマンド]を選択して、[PowerPointのオプション]画面を表示しておく。[コマンドの選択]から追加する機能を含むタブを選択し、該当の機能を選択して[追加]をクリックする
クイックアクセスツールバーに機能が追加された
同様に[コマンドの選択]からタブを切り替えて必要な機能を追加しておく。[コマンドラベルを常に表示する]のチェックを外して[OK]をクリックする
よく使う機能がクイックアクセスツールバーに追加された
例えば、クイックアクセスツールバーからすばやく図形を挿入できるようになる

 [PowerPointのオプション]画面で必要な機能を探しきれない場合は、リボンにあるボタンを右クリックしてクイックアクセスツールバーに追加することもできます。

機能のボタンを右クリックして[クイックアクセスツールバーに追加]を選択する
メニューをたどる機能も追加可能

機能の順番を入れ替える

 クイックアクセスツールバーに追加した機能は、さらに使いやすいように順番を入れ替えておきます。

[PowerPointのオプション]画面を表示しておく。順番を入れ替える機能を選択して[上へ]をクリックする
機能が1つ上に移動した。クイックアクセスツールバーでは、1つ左に移動したことになる。[下へ]をクリックすると、1つ下(右)に移動する
同様に操作して、順番を入れ替えておく。[OK]をクリックする
クイックアクセスツールバーでも順番が入れ替わっている

 なお、これらの設定はエクスポートして、他のパソコンで使っているPowerPointでインポートすることができます。

[インポート/エクスポート]をクリックして、設定ファイルのエクスポートとインポートが可能

 簡単な設定ですが、タブの切り替え回数が減り、作業効率は確実に向上します。PowerPointだけでなく、ExcelやWordでも同様に設定できるので、ぜひ活用してください。