いまさら聞けないWindows 10のTips

第240回

パソコンが大量にある環境では「OneDrive」の同期速度を調整することも検討しよう

他の通信の帯域を圧迫しないように「OneDrive」の同期速度を調整する

 「OneDrive」では、同期対象のフォルダーのファイルが更新されるたびに同期処理が実行されます。

 家庭で使う分には、同期処理に関して、ほとんど意識する必要はありませんが、オフィスなどで使う場合は、場合によっては同期処理を意図的に遅くして、他の通信の帯域を圧迫しないようにすることも検討しましょう。

 「OneDrive」の同期処理の速度は、設定画面から調整できます。標準では制限なしになっていますが、“125KB/秒”といった指定した速度に上限を設定したり、自動的に速度を調整(アップロードのみ)することもできます。

 「OneDrive」の同期処理は比較的頻繁に発生するので、たくさんのユーザーが一斉にPCを使う時間帯などは同期処理の影響で、インターネット接続が遅く感じられる場合があります。

 また、もともとインターネット接続があまり速くない環境では、同期処理に使う帯域を押さえることで、他の通信の邪魔をしないようにすることもできます。環境に合わせて調整してみましょう。

タスクトレイのOneDriveアイコンを右クリックして[設定]を選択。[ネットワーク]タブで、アップロード速度やダウンロード速度を調整できる