やじうまの杜

「Microsoft Edge」にいつの間にか追加された[強調表示するリンクのコピー]コマンドって?

Google検索でも活用されているText Fragment/Scroll to Text Fragment

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 毎日使っているくせに気づいていなかったのですが、「Microsoft Edge」の選択テキストの右クリックメニューにいつの間にか[強調表示するリンクのコピー]というコマンドが追加されていました。

「Microsoft Edge」の選択テキストの右クリックメニューにいつの間にか[強調表示するリンクのコピー]というコマンドが追加

 このコマンドを利用すると、クリップボードに

(閲覧ページのURL)#:~:text=(選択テキスト)

というリンクがコピーされます。これは「Text Fragment」というWeb標準仕様のリンク形式の一つ。同様のコマンドは、「Google Chrome 90」以降にも[選択箇所へのリンクをコピー]として実装済みです。

 このText Fragment形式のリンクをクリックすると(アドレスバーに入力してもよいです)、リンク先のWebページへジャンプすると同時に、選択テキストの部分が見えるように画面が自動でスクロールされ、当該テキスト部分がハイライトされた状態で表示されます。

リンク先のWebページへジャンプすると同時に、選択テキストの部分が見えるように画面が自動でスクロールされ、当該テキスト部分がハイライトされた状態で表示される(Scroll to Text Fragment)
「Google Chrome」でも利用可能

 この動きは「Scroll to Text Fragment」とも呼ばれており、「Google Chrome 80」以降でサポートされています。Google検索でも活用されているので、目にしたことのある人もいるかもしれません。

Google検索でも活用されている「Scroll to Text Fragment」

 ちなみに、「Firefox」ではまだText Fragment/Scroll to Text Fragmentがサポートされていないようでした。しかし、有志が開発した拡張機能「Link to Text Fragment」を利用すれば、「Firefox」をText Fragment/Scroll to Text Fragmentへ対応させることは可能です。

 Text Fragment/Scroll to Text Fragmentを「Firefox」でも活用したいという方がいらっしゃるなら、ぜひ試してみてください。「Safari」でも利用できます。

「Link to Text Fragment」を「Firefox」で利用した様子