やじうまの杜

C++言語によるお嬢様コーディングがブームの兆し!?

「こちらのmain様は何もお受け取りにならず代わりにintをお返しになる関数でして……」

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C++言語によるお嬢様コーディングがブームの兆し

 暴走バイクが巻き散らかしたゴミを華麗にお片付けする佐賀大学お嬢様部やお嬢様系一般人VTuber「壱百満天原サロメ」が注目を集めているせいか、最近「~ですわ」といったお嬢様言葉をやたら目にするように感じます。

 お嬢様言葉はエレガントで物腰が柔らかく、否定的なこともオブラートに包んで優雅に表現するところが、ネット社会(リアル社会も?)のギスギスにうんざりした人たちにウケているのでしょうね。

 でも、それでプログラミングしちゃうというのはちょっとやり過ぎではありませんこと!?

 C/C++言語には「マクロ」という機能があり、コンパイルする前にソースコードの指定したワードを他のワードに置換することができます。たとえば、以下の「Hello! World.」を出力するプログラムも――

#include <iostream>

using namespace std;

int main(){
  cout << "Hello! World." << endl;
  return 0;
}

マクロを使えば、このように読みやすく(?)改変できます。今回は部分的にお嬢様言葉にしてみました。

#include <iostream>
#define は以下のことをなさいます {
#define 以上ですわ }
#define お返しするのは return
#define でしてよ ;

using namespace std;

int main() は以下のことをなさいます
  cout << "Hello! World." << endl;
  お返しするのは 0 でしてよ
以上ですわ

 この技を駆使すれば、お嬢様言葉でC/C++言語をコーディングできるというわけ。もちろんこうした使い方はあまり推奨されないものですが――マクロ機能の強力さが改めて実感できますわよ~~~!

フィボナッチ数を求める例