やじうまの杜
Twitterの「凍結まつり」に巻き込まれました……。この悲しみを胸に「異議申し立て」で徹底抗戦を
多数のユーザーがアカウント永久凍結の憂き目に
2023年2月3日 14:51
2月3日の早朝から、Twitterのトレンド上位に「凍結まつり」や「永久凍結」、「春のBAN祭り」といったワードが表示されるようになりました。多くのTwitterユーザーを巻き込んだ騒動です。
かくいう筆者もTwitterアカウントを「永久凍結」された1人。深夜に何気なくツイートしたあと、1時間程度でしょうか、間をおいてタイムラインを見ようとしたところ、今まで表示されたことのないエラーメッセージが……。
表示されたメッセージによると、「慎重に審査したところ、ご利用のアカウントはTwitterルールに違反していると判断しました」とのこと。公開されているTwitterルールでは、禁じられているツイートの例として、テロ行為をほのめかすツイートや、攻撃的な行為・いやがらせを扇動するようなツイートなどが挙げられています。ですが、もちろん筆者には心当たりはありません。
もう一度、ルールのページを繰り返し読んでみても、どの項目にも当てはまるようなツイートをした記憶もありません。
同じく凍結されたほかのユーザーの投稿などを見ていると、「Twitterと連携しているアプリによる定期ツイートが原因では?」と話題になっていました。たしかにそれなら心当たりがあります。
それは匿名のメッセージを受け付けて、そのメッセージに対して返信をしてコミュニケーションできる人気のサービス「マシュマロ」で、筆者もその利用者の1人でした。たしかにこのアプリによって同じ文章が定期的にツイートされていました。頻度は週に約3日ほど。BOTによる投稿ではありますが、ほかのツイートとの割合を考えても、個人的にはスパムや宣伝目的に利用していると言われることには違和感を覚えます。
ただし、このメッセージが表示されたら、2度とアカウントが復旧できないわけではありません。エラーメッセージにあるリンクから「異議申し立て」が可能になっていました。
Starting today, anyone can request that we review a suspended account for reinstatement under our new criteria. You can submit an appeal here:https://t.co/av9ppXW9ofhttps://t.co/rgvflHgy15
— Twitter Safety (@TwitterSafety)February 1, 2023
「異議申し立て」のページには、Twitterのユーザー名とメールアドレス、そして「問題の詳細」を入力するフォームがあります。問題の詳細の部分には「Twitterルールに違反していると思わない場合はその理由をお知らせください」とありますが、どのツイートも違反していると思わないので「ルールを確認しましたが違反しているツイートはありません」と入力して送信ボタンを押しました。
すると登録したメールアドレス宛に自動返信のメールが届きます。本文に「メールアドレスが使用可能か確認するためにこのメールに返信してください」との記載があったので、返信しておきました。
折しもTwitterの公式アカウントから「2月9日からTwitter API(v2、v1.1ともに)の無料アクセスのサポートを終了し、有料プランを提供する」という発表があったばかり。この動きとも何か関連があるのかもしれません。詳細は来週以降に発表とのことなので、こちらの続報にも要注目ですね。
Starting February 9, we will no longer support free access to the Twitter API, both v2 and v1.1. A paid basic tier will be available instead 🧵
— Twitter Dev (@TwitterDev)February 2, 2023
とはいえ、一ユーザーとしては「永久凍結」からなんとか復旧されることを願うばかり。私にとってTwitterはインフラレベルに生活に溶け込んでいるネットサービスの1つです。果たして何らかの進展はあるのでしょうか。イーロン・マスクCEO率いるTwitter社の一挙手一投足にビクビクしつつ、メールボックスを小まめに覗く日がしばらく続きそうです。お願い復旧させて、イーロン・マスクさん!(涙)