やじうまの杜

「Twitter」の迷走がもはや災害級、避難民が安否情報を書き込む掲示板が設置される

タイムラインから消えたフォロワーはここで探せ

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「Twitter避難情報掲示板」

 イーロン・マスク氏による買収以降、迷走を続ける「Twitter」。先週末から今週にかけてはログインしないとツイートが読めなくなったり、厳しい閲覧制限が課せられたり、「TweetDeck」の有償化を示唆するアナウンスがあったりと、混迷に拍車がかかっています。なかにはもう付き合いきれんと、代替サービスへの移住を決意した方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 しかし、問題となるのがフォロワーへの告知。「Mastodon」や「Misskey」の移住先アカウントをツイートして「プロフィールに固定する」機能で掲出してもよいのですが、アカウントを凍結されたりするとそれもままなりません。

 そこで開発されたのが、「Twitter避難情報掲示板」です。

 「Twitter避難情報掲示板」は、昔懐かしい「掲示板」(BBS)を彷彿とさせるデザイン。機能も最小限で、テンプレートをコピーして情報を書き込み、データの削除キーを指定して投稿するだけというシンプルなスタイルです。しかも、なんと一度投稿した内容は編集不能。かろうじて返信はできるので、それで代用することになります(新規作成から再投稿も可)。

最低限やらなきゃいけないのは、名前と内容、削除キーの設定のみ。アイコンは「Twitter」と同じにしておくとよい

 書き込まれた投稿はさながら、災害時にそれぞれが書き残していった安否情報のよう。フォロワーにしかわからないキーワードを埋め込んでおけば、それを頼りに検索できますので、「最近、あのフォロワーさんを見かけないなぁ」と思ったら、ここで探してみるとよいかもしれません。「Twitter」以外のどこかで元気に投稿していたりして。

書き込まれた投稿はさながら、災害時にそれぞれが書き残していった安否情報のよう。「ワレ、ブジ。ますとどんニテマツ」……