やじうまの杜

X(Twitter)のブロックが間もなく仕様変更、ブロック相手からも投稿を見られてしまう

競合の「Bluesky」はここぞとばかり“より柔軟な”ブロックシステムをアピール

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「X」(旧称:Twitter)のブロックが、間もなく仕様変更

 「X」(旧称:Twitter)のブロックが、間もなく仕様変更となるそうです。「X」をブラウズすると、案内が表示されます。

まもなくブロックが変わりますポストを公開に設定している場合、ブロックしたアカウントはポストを表示できるようになりますが、エンゲージメント(リプライなどの反応行動)を行うことはできません。ポストを表示できるユーザーを制限する必要がある場合は、引き続きアカウントを非公開にできます。

 現行の仕様では、ユーザーがアカウントをブロックすると、そのアカウントはユーザーのポストを閲覧できなくなります。つまり、投稿を見せたくない相手や、自分と関わってほしくない相手に使うと有効です。

 しかし、「X」からいったんログオフしたり、ブロックされていないサブアカウントからアクセスすればポストを見ること自体は可能(ただし、公開アカウントの場合。非公開のいわゆる鍵アカウントでは閲覧不能)。ひと手間かければ、ブロックによる閲覧禁止は回避できてしまうのが現状です。そのため、ブロックの仕様を変更しても大きな影響はないだろうと考える人もいるようです。

 また、ブロックは相手に「拒絶」のシグナルを送ってしまいます。なかにはそれに怒りを覚え、以前より執拗に絡んでくるケースもなくはないです(わざわざ別アカウントでスクリーンショットを撮影してまでして言及するケースも見受けられますね)。無用なトラブルを避けたければ、単に自分の目に触れないようにする「ミュート」を活用するのも手です。

 なお、競合となる「Bluesky」はより柔軟なブロックシステムを提供しているとのこと。

 単純なブロックはもちろん、以下の機能も利用できます。

  • 信頼できるユーザーのブロックリストをフォロー:たとえば専門家がデマアカウントをブロックしている場合、それをフォローすればデマにさらされずに済むでしょう
  • 引用からのデタッチ:自分の投稿が他のユーザーに引用され、否定的に言及・中傷に晒されている場合、その引用投稿に自分の投稿が表示されないようにする

 こうした機能に魅力を感じる方は、「X」よりも「Bluesky」の方が住みやすいかもしれません。

嫌な引用のされ方してるなぁと感じたら「デタッチ」できるのが「Bluesky」の長所