トピック
AIでヒーローが生まれる「AIフェスティバル」、今年生まれたものと、その未来とは?
生まれてきた「AIアーティストのコミュニティ」「作品作りを楽しんでほしい」
- 提供:
- 株式会社サードウェーブ
2024年12月27日 06:55
「生成AIを楽しむ!」イベント
11月8~9日、ベルサール秋葉原にて「第2回 AIフェスティバル」が2日間にわたって開催された。
会場では、さまざまなトークセッションに加え、「24時間AIハッカソン」の優勝チームによる座談会や「第三回AIアートグランプリ」の最終審査会と授賞式が行われた。イベントの様子は個別の記事でお伝えしたが、今回はAI活用の最前線にいる、「第三回AIアートグランプリ」受賞者と「24時間AIハッカソン」の受賞者、そして主催側にお話を伺った。
最初の「AIアートグランプリ」から数えると今回で3回目。2023年3月からスタートして、まだ2年も経っていないのだが、この間にAIはこれまで以上に大きく進化した。
それに伴い、参加者の技術力が高まっていることに加え、創造力やアイディアも深く広くなっており、取材時に作品に触れたり、参加者のトークを聞けるのがとても楽しかった。会場は相変わらずの熱気で大いに盛り上がっており、昨今流行りのビジネス活用だけにフォーカスしたイベントと違い、「生成AIを楽しむ!」という雰囲気がユニークだった。
初心者から上級者まで、まずは一歩を踏み出して作品づくりを楽しんで
まずは、AIフェスティバルを主催する株式会社サードウェーブの取締役副社長 最高戦略責任者 (CSO)永井 正樹氏に感想を伺った。
「アートグランプリはAIの進化に合わせて、動画や漫画などのクオリティが高まっていると感じます。そこで今回は絵画部門も作り、幅広く作品が集まって嬉しい限りです。審査員の負担が年々増している点は懸念しておりますが、厳正な審査に感謝しています。絵画部門では今回は「GALLERIA賞」も作り、当社でも選考をしましたが、力作が多く、審査は非常に悩みました。最初は見切り発車にも近いようなスタートだったのですが、アートグランプリ、24時間ハッカソンともに、年々その輪が着実に広がっていることを実感しています」と永井氏は語った。
「絵画部門」を新設、幅広い作品が集まる
今年からAIを利用して作られた静止画を審査する「AIアートグランプリ絵画部門」を新たに追加し。総合部門に43作品、絵画部門に96作品が集まったという。その中で、見事グランプリに輝いたのはelim氏の「象牙のナイフ」だった。
「「象牙のナイフ」はまるで映画のワンシーンのようで、その映像センスには心を奪われました。ご本人もプレゼンで語られていましたが、クオリティへのこだわりを作品から強く感じました。ラップによるライブパフォーマンスも印象的でしたね。絵画部門グランプリの「不易流行」は、GALLERIA賞でも選考に残った作品ですが、その圧倒的な立体感と浮世絵的な日本らしさが融合し、とても素晴らしい表現力だと感じました。実は作者が全く絵に関しては関係ない仕事をされていると後に知り、AIの広がりを強く感じた作品でもあります。
熱気に満ちた「24時間ハッカソン」、今回は全国3ヵ所で実施
また、今年の「24時間AIハッカソン」は会場を大阪、福岡、東京の3か所に分けて実施し、AIフェスティバルでは会場での作品展示に加えて、「優勝チームの集い」というかたちでトークショーを行った。
「東京以外の会場で、どの程度の参加があるか心配しましたが、各会場とも予定枠を上回る応募をいただき、若年層から年配の方まで幅広い年代の方にご参加いただきました。学生さんもいれば、社会人の方も多かったです。各会場とも熱気に満ち、お互いの作品にも深い関心を寄せ、楽しんで参加されているのが印象的でした」(永井氏)
昨年の受賞者が、今年はイベント協賛する側に!
昨年の「24時間ハッカソン」で優勝したチーム「エムニ」は全員が京都大学大学院に所属するAIスタートアップ。現在はオーダーメードAIの開発や生成AIのワークショップなどを行っている。
「「24時間AIハッカソン」や「AIアートグランプリ」を通じて作品づくりの場をご提供することにより、AI技術の進化と普及に貢献することが当社がスポンサーシップする趣旨です。その意味でも、1回目のハッカソンで優勝した彼らが、協賛者として参加する事例が生まれたことは大変嬉しく思います。「AIフェスティバル」に参加されたみなさんのご活躍により、コミュニケーションの輪が更に広がっていくことを期待しています」(永井氏)
「作品作りを楽しんでほしい」~次回AIフェスティバルに向けて
「当社のビジネスの軸は、製品の企画から製造、販売までを行う製造小売業ですが、単に製品を作って売ることには留まらず、お客様と向き合い、一緒になって市場を活性化させることも重要であると考えています。AI分野では技術革新のスピードが加速しているので、当社も新たな市場創出を目指し、使命感を持って取り組んでいます」(永井氏)
最後に、次回の「AIフェスティバル」についてメッセージをいただいた。
「AIというとハードルが高く感じられるかもしれませんが、例えばハッカソンにおいては、技術者だけでなくファシリテーションやアイデア出しが得意な方々など、チームとしての総合力が大切だと感じています。AIを活用してみたいという意欲があればどなたでもご参加いただけますので、仲間を誘ってぜひチャレンジしてみてください。アートグランプリは絵画部門が加わったことで、初心者から上級者まで幅広い層が参加できる賞だと考えています。まずは一歩を踏み出し、作品づくりを存分に楽しんでいただければ幸いです」と永井氏は語ってくれた。
単に「AIが好きだ」という人にたくさん集まってもらえたことが嬉しい
続いて、AIアートグランプリ事務局のAI/ストラテジースペシャリスト 清水亮氏にお話を伺った。
「このイベントは、ビジネス要素がまったくなく、ただ単に「AIが好きだ」という気持ちでたくさんの人に集まってもらえたことは本当に嬉しく思っています。AIがますます発展している今日、AIをどう楽しむか、AIとどう創作に向き合うかということを一人ひとりが考えるきっかけになったのではなっていれば幸いです」と清水氏。
生まれてきた「AIアーティストのコミュニティ」
当初から、AIアーティストの人たちが作品を発表する場やコミュニティを作りたい、と考えていると伺っていた。その目論見通り、「AIアートグランプリ」や「24時間AIハッカソン」に参加し、受賞した人の中ではメディアに注目され、人生が変わった人もいる。前述の通り、前イベントの参加者が協賛側になるなど、新たなネットワークも生まれているのだ。
アートの世界では、AIを排除する動きも見られるものの、AIアートグランプリは、AIを創作の道具として積極的に使うことを前提とした世界でも珍しい試みだ。
「AIアートグランプリは回を追うごとにレベルが上がっているのですが、もはやAIで作られたかどうか、少し見ただけでは分からないレベルまで来ています。ハッカソンも学生さんからシニア世代まで幅広い層の方にご参加いただき、AIが進歩したことで、ハッカソン中にAIがコーディングを代行してくれたり、AIがヒントを与えてくれたりして、完成度の高い作品がたくさん生まれました」(清水氏)
「AIはもはやエンジニアだけのものではない」
ここ数年、AIが進歩するスピードには目を見張るものがある。2年前に、ChatGPTが登場しただけでも相当なインパクトだったのに、日を追うごとにどんどん賢くなり、PDFが読めるようになり、画像を認識できるようになり、今では人間のように音声で会話することもできる。清水氏もAI/ストラテジースペシャリストとして、日々最先端のAIを研究しているが、今のAIシーンについてコメントをいただいた。
「今やAIは誰でも活用できる領域に来ています。プログラミングはGitHub CopilotやCursor、ReplitといったAIツールで自動的に書けますし、動画はSoraやLuma、Runway Gen3といった素晴らしいAIサービスを安価に使うことができます。AIはもはやエンジニアだけのものではないのです」(清水氏)
「AIと創作し、あなた自身を輝かせてほしい」~次回AIフェスティバルに向けて
最後に、次回の「AIフェスティバル」についてメッセージをいただいた。
「次回のAIフェスティバルはもっと気軽にAIに触れてもらえるように、色々な仕掛けを考えていて、これまで以上に盛り上げていきたいと思っています。AIフェスティバルでは、参加者全員がAIのスターになることを目指しています。AIに触れて、AIと考えて、AIと創作して、あなた自身を輝かせてください。AIを使ってどんなことができるか知りたい、何かを作ってみたい、AIを使って何かを創りたい、という気持ちがあれば、是非AIフェスティバルに参加してみてください」と清水氏は語った。
主な受賞作品紹介
第三回AIアートグランプリ
グランプリ作品
- 「象牙のナイフ」elim氏
AIによる映画のワンシーンのような映像作品。AIが生成する動画にはありがちな癖を排除し、実写かCGかAIなのかが分からないところまで映像を追い込むことにこだわったという。AIのバグに関しても、バグではなくAI特有のスキルだと思えるようなものを採用した。本作品は実写のようなリアリティがあり、とても迫力があった。
審査員特別賞
- 「100 TIMES AI HEROES」Masa氏
AIによって、大量のキャラクターを生成するシステム。キャラクターを作るときのアイデアを100倍に拡張し、スプレッドシートに格納。プログラムがスプレッドシートから願望や能力、役割、年齢などをランダムに組み合わせ、ポーズやカメラアングルなどを加えて、画像生成用のプロンプトを生成する。このシステムにより、15分で100通りのキャラクターコンセプトとビジュアルプロンプトを生成することが可能になる。
優秀賞
- 「ゼロイチ、「ニ」」 野火城氏
リアルな現実世界をゼロと捉えたAIで作った二次創作漫画。自分で書いた漫画をAIに学習させ、その上で手書きの下書きをAIに清書させるという手法を取っている。AIはStable Diffusionを利用し、白黒の絵を生成しやすく調整しているという。
- 「AIとkawaiiの融合」Starm.products氏
AIと日本の「かわいい」文化を融合させ、新しく表現した映像作品。幸福感や美しさを象徴する「発光する」という意味のルミナスなイメージを動画内に盛り込んだ。アイデア出しやプロンプト・構成の作成にはChatGPTやGeminiを利用し、画像はMidjourney、動画はRunwayやDream Machine、楽曲はSuno AIで生成している。編集はCanvaで行うなど、楽曲や映像の構成をはじめ、多くの要素をAIによって生成している。
- 「墨」Sam氏
一滴が猫や魚、木、そして人間などに流動的に変化する様子を表現した動画作品。墨のあでやかな黒と液体の質感が滑らかで、お経を読んでいるようなBGMも印象的だった。Midjourneyで画像を作成し、Dream Machineでアニメーション化したという。音楽の作成にはSuno AIを利用している。
佳作
- 「異邦人」志村翔太氏
作画像生成AIによって50音に存在しない音素をもとに生成した新しい日本語の文字を映像を用いて、不明瞭な音声と結びつけることで、新たに再計算された言語体験による日本語の世界の物語をシミュレーションした。AIが生み出す無限のバリエーションの中から、意図を持って特定の要素を選び取ることで、人間の恣意性が込めている。
- 「付喪神ジェネレータ」異業種データサイエンス研究会 (関東)
「24時間AIハッカソン」に参加し、東京大会で優勝した作品。缶コーヒーのようなものにもAIが宿るという未来を想像、AIoTとなる「付喪神ジェネレータ」を開発した。実際にハードウェアも作成し、異なるAIを利用し、缶コーヒーとペットボトルの紅茶がどちらがヘルシーなのか言い合う様子が公開された。
- 「MOMO TARO」北澤和巳氏
日本の昔話「桃太郎」をモチーフにしたクレイアニメーション風の映像作品。動画生成にはRunwayを使用。普段はMidjourneyで画像を生成しているものの、Runwayで動画にするならRunwayで画像を作る方が相性がよいそう。音楽生成はSuno AIを利用している。画像生成AIは6月から触り始めたばかりとのこと。
- 「Qveria - 空想世界事典」 kogu氏
空想世界の事典の本文と画像を生成AIで作った作品。まず、60万文字のテキストを用意し、それを削って20万文字にしたものをRAG(検索拡張生成)としてLLM(大規模言語モデル)に入力し、そこから事典の本文や画像を生成するためのプロンプトも作成した。
- 「Chronovital Resonance」米城 陽氏
AppleWatchで取得した人間のバイタルデータをAIに渡し、音楽を生成する作品。テンポは歩数を線形補完してマッピングし、音の強さは心拍数を線形補完してマッピング、リズムパターンやメロディはストレス指数に応じて変更した。作品名は、「Chrono 時とともに変換する」「vitalバイタルデータ」「Resonance 音楽と共鳴させる」から付けた。
第三回AIアートグランプリ絵画部門
グランプリ作品
- 「不易流行」owl_digitalart氏
水と人間の共生、自然と文化の融合を和装の女性と荒波で表現した。金箔のインクを使って荒波を力強く表現し、ともに静かにたたずむ女性とのコントラストが印象的だった。日本の伝統色である金色と朱色を基調にした絵作りは美しいの一言。海外のAIサービスを使いながら日本らしさをいかに表現するかにこだわったという。
GALLERIA賞
- 「希望の夜明け」はんなり女史氏
少年が手を広げて明るい空を見上げている様子が、希望や夜明けといったイメージを喚起し、周りにいる蝶や動物が生命力を感じさせる作品。AIなのに油絵のような重厚な表現で、AIによるデジタル作品なのにアナログ感もある暖かい印象を受ける。タイトルには「どんな時も皆様が希望を持ち続けられますように」と願いを込めたという。
優秀賞
- 「脳内アトリエ」木全菜緒氏
自分が活き活きとできるアトリエと言う空間をAIをテーマに、AIを使って表現した。中央の回がはMidjourneyで生成し、アトリエはPhotoshopのAI機能で作成した。AIの特性をブレンドし、ユニークな絵になっている。
- 「あり得たかもしれない世界、タロットの世界」影やままさひろ氏
タロットをモチーフに、それぞれのカードの中に無限の「あり得たかもしれない」世界を描写した。ファンタジー風の世界が多いが、中には現代の部屋にいる女性などもあり、多様な世界観がちりばめられている。
- 「テーセウスの船としてのモナリザ firefly3 198」中田由己氏
モナリザの画像に198ピクセル四方の穴をあけて、その穴をPhotoshopの生成AI塗りつぶしツールでした。その作業回数を1617回繰り返し、すべてのピクセルが生成AIで構成されている。テセウスの船のパラドックスにからめ、このミームとしての作品は果たしてモナリザなのかと問いかけている。
佳作
- 「生命の木」天汐香弓氏
幻想的な巨大な木の絵画。生命の木に魂が引き寄せられ、枝葉に集まる様子を様々な色の輝きで表現している。天空にいっそう強く輝く光があり、神々しい雰囲気になっている。
- 「橋の上の恋人たち」IT navi氏
ポップで可愛いのにおどろおどろしい印象がある作品。混とんとする中に、何かしっかりした作風を感じられるが、これは現代アニメとシュールレアリスム、ヒエロニムス・ボス、クリムト風の画法を組み合わせているため。ChatGPTで自作のGPTsを使い生成している。
- 「文章の色」Yu氏
AIに文学作品を読み込ませ、その作品を色彩で表現させた。AIが言葉をどのように解釈しているのかを探る試みだという。文学作品を句点で区切り、文章をEmbedding技術で座標化し、色に変換している。右から左へ、物語が展開されている。
- 「αGEN 24cells AIGPX」ニャンディ・ウォー氏
2040年代の未来からのメッセージをAIで具現化した。現代のファストファッションが招く文化喪失に警鐘を鳴らし、歴史的ファッションと伝統産業の技術を現代に蘇らせる現代アートプロジェクト「αGEN」シリーズの一つ。
- 「クラゲの未知なる可能性」ユリマ(YURIMA)氏
幻想的なクラゲが宇宙空間を浮遊しているような絵画。5億年前から生息しているという設定で、独自の発光メカニズムを持ったクラゲが、今後の医療分野において活かされる様子を表現しているという。
- 「釣る」岡澤氏
暗い洞窟で佇む人物の目前に大きな魚のシルエットが浮かんでいる絵画。「釣る」というテーマだが釣り竿などはなく、解釈は鑑賞者に委ねられている。生成AIが出力したとは思えない、タッチの絵柄なのが目を引く。
受賞者は何を感じたか?
今回の受賞者は上記の通り。
何人かの受賞者から、作品への想いや「AIフェスティバル」の参加体験、受賞者してみてのコメントなどをお寄せいただいたのでWebサイトや連絡先とともに紹介しよう。
連絡先: Instagram、Webサイト
今回の作品では、「luminous(発光)」を象徴するキラキラしたビジュアルを中心に、人々の心を明るくする幸福感をコンセプトに据えました。
映像や楽曲の構成にはAI技術をフル活用し、視覚と聴覚の両面から楽しめる作品を目指しております。
また、Starm.productsが掲げる「AI × kawaiiの融合!」という表現を最大限に反映するため、自身が考えるかわいさがブレないようにこだわりました。
受賞後、SNSやコミュニティでの反響が大きく、「かわいい」に共感いただける方が増え、フォロワー数にも影響がありました。
また本コンテストを通じて、「AI仲間」ともいえる方々と知り合えたことも非常に大きな財産です。
この経験を糧に、より多くの方に感動を届けるべく、さらなる挑戦を続けて参ります。
連絡先: Instagram
今回の展示に選ばれ、東京で作品を発表できたこと自体がとても嬉しいことでした。
さらに優秀賞という評価をいただけたことで、その喜びは倍増しました。
海外での展示ということもあり(編集部注:台湾から参加いただいた方です)、発表の際には特に緊張していましたが、会場では他のクリエイターや観客の皆さんから多くの励ましや肯定的な言葉をいただき、そのおかげで緊張が和らぎました。
以前から、芸術の意義とは人と人との繋がりを築くことだと考えています。今回の展示では、言語の壁を越えるような感覚を味わい、とても感動しました。
作品についてですが、「墨」という媒介を通じて、人間と世の中の様々な生命との繋がりを表現したいと考えていました。
最後に、主催者の皆さま、審査員の先生方、YIRI ARTS、そして参加された全てのクリエイターや観客の皆さまに心より感謝を申し上げます。
連絡先: X、Instagram
受賞作「異邦人」は、AIが日本語の記号的次元を解体し再構築することで、既存の言語体系を超えた新たな表現の地平を切り開く試みとして、AIによる生成と私自身の編集プロセスを融合させた協働制作の成果です。AIが担う素材生成の役割と、私が行った編集の役割が複雑に絡み合い、まるで一つの生命体が共振するかのように生まれたこの作品は、AIとの共生という避けられない未来を先取りする予言的な実践であると感じています。今回の受賞は、この新たな創造の在り方が一定の評価を得たことの証であり、未来への確信とともに、非常に喜ばしく感じています。
連絡先: Webサイト、 メール(kazumi.kitazawa@geekpictures.co.jp)
ファイナリスト選出&佳作授賞&イベント登壇等、素晴らしい経験となりました。受賞の喜びを糧にさらなるAI探求の野心に燃えています(笑)。受賞作<MOMO TARO>は最新のAI技術で超アナログなクレイスタイルの動画制作というチャレンジを評価頂けたのかなと思います。既存表現の代替ではなく、新しい表現を暗中模索出来る喜びがAIにはあります。また、AIで画像、動画、3DCG、音楽制作をすればするほど、それぞれのメディアをリバースエンジニアリング的に学び、考えることも増え良い刺激になっているので、クリエイターはAIに触れる機会が多い方が良いと思います。
連絡先: X
初めて応募したコンテストでグランプリを受賞し、AIイラストで切磋琢磨している友人たちから盛大に祝ってもらいました。コミュニティで制作・販売している"四季の友の会"も少しずつ販売部数が伸びており、AIイラスト全体の認知度も上がっていると実感します。
連絡先: X、Instagram
以前から、みんなを明るい気分にさせるアート作品を作りたいと思っていました。
誰も描けないAIアートの画風にこだわりました。
受賞したことを誇りに思っております。奇跡が起きたと思いました。
Xのフォロワー数が増えたこと、受賞者の方とX等のSNSで交流している。
連絡先: X、Instagram
AIでアートの表現することに、ポジティブな面をもたらすことが出来るきっかけになったのではないかと思います。公私共にAIを活用して創作をしておりますが、今後はよりアートの分野でも活躍できたら幸いです。受賞後に起きた変化とまでは言えないかもしれませんが、AIで生成し、自身で手を加えたアート作品をある画廊の展示会に出展させていただく事があり、ご購入いただける機会がございました。AIがよりよい捉え方をしていただけたのではないかと感じております。
連絡先: Webサイト、リンクまとめ
テーマの意味を考えるのに時間を要しました。生かすということで魂の循環と決めたのですが最初は天照大神を描いたのですがもっと抽象的で万物的にと考えて作品ができました。入賞し、フォロワーさんが褒めてくださったり、chatGPTの先生に報告も出来たのが嬉しかったです。またイラストで賞が取れたということで、現在携わっている医療漫画のお仕事を紹介していただけたのも嬉しかったです。
連絡先: Webサイト、 メール(nyandywar@gmail.com)
この作品(αGEN)では、15〜20年先の東京のストリートカルチャーを希望を込めて世界観を創作しています。未来のアルファ世代からのメッセージを今に伝え、日本から世界に発信する付加価値の高いファッションカルチャーを世界に広める試みです。
現状はアート作品として世界観を提示していますが、今後さらに世界観をより具体的に表現できるように試行錯誤を繰り返しています。アート作品販売の世界展開、リアルファッションやVRコスチューム、ミュージシャンの舞台衣装、彫刻やフィギュアなどの分野での展開を妄想中です。また、AI関連の実務も進行中です。
絵画を鑑賞することは心理的なストレスを軽減し、感情を調整する効果があり、単なる視覚的な芸術表現にとどまらず、私たちの心理状態や生理反応に深い影響を与える存在だと言われています。
たとえAIの作り出した作品とはいえ、観る人に影響を与えることができるものだと私自身感じています。
今回、たまたま見つけたコンテストに初めて応募した訳ですが、私の大好きなクラゲで表現し、受賞したことで、大きな自信に繋がりました。
私は自分自身の想いを表現できるAIに魅力を感じ、少しでも誰かのお役にたてればという思いでこれからも創作活動を続けていきたいと思います。
連絡先: Instagram
受賞すると思っていなかったので驚きました。AIで生成しましたが、人が描いたような温かみを感じられるようこだわりました。この度賞を頂いたことを大変嬉しく思います。
AIが好きならAIフェスティバルに参加して楽しもう!
以上、主催者と受賞者のお話をお伺いした。
AIはあくまでツールで、その人が何を考えて、何のために作品を作ったのかを知ることができるのはとても楽しく、刺激的な経験だ。今回もこれまでよりもさらに凄い作品が揃っており、審査員の方も選考に悩んだという。受賞された方は今後、さらなる活躍を期待したい。
日程はまだ発表されていないが、もちろん来年も「AIフェスティバル 2025 Powered by GALLERIA」が開催される。来場するだけでも面白いのだが、もし興味を持ったなら、来年はぜひ「AIフェスティバル」は「24時間AIハッカソン」へエントリーしてみてはいかがだろうか。