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多機能ペイントソフト「Krita」v3.3.3が公開 ~「Krita 3」シリーズはこれが最終版

既定のレンダラーがANGLE/Direct3Dに

「Krita」v3.3.3
既定のレンダラーがANGLE/Direct3Dに

 オープンソースのクロスプラットフォーム対応ペイントソフト「Krita」の最新正式版v3.3.3が、13日に公開された。「Krita 3」シリーズのアップデートは、本バージョンが最後になる見込み。次期バージョン「Krita 4」は現在、ベータ第1版がテスト中だ。

 v3.3.3は、不具合の修正や機能改善が中心のメンテナンスアップデート。RGB画像でグレースケールレイヤーを使用している時に選択できない合成モードがあった問題や、ブラシツールに戻った時に消しゴムモードが正しく表示されないことがある問題などが修正されている。

 なお、Intel製GPU環境では既定のレンダラーが変更され、「ANGLE」ライブラリを使用した“Direct3D”レンダラーを利用するようになった。これは最近アップデートされたIntelのディスプレイドライバーで「Krita」の利用に支障が出ているからであるという。パフォーマンスが出ない場合は、手動で“OpenGL”の有効化を試してみるとよいだろう。レンダラーの変更は、設定ダイアログの[表示]タブから行える。

 「Krita」はWindows/Mac/Linuxなどに対応するフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトから無償でダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。寄付も歓迎しており、“Microsoft ストア”からストアアプリ版を購入すれば開発を支援することが可能だ。

ソフトウェア情報

「Krita」Windows版
【著作権者】
The Krita team
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
3.3.3(18/01/13)