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テキストエディター「GNU Emacs 26.1」がリリース ~Windows版もダウンロード可能に

Lispスレッドの“おおむね協調的”な同時実行などを導入

「GNU Emacs 26.1」

 テキストエディター「GNU Emacs」の最新版「GNU Emacs 26.1」が、5月28日にリリースされた。Windows版のリリースは遅れていたが、3日よりGNUプロジェクトのFTPサーバーなどから無償でダウンロードできるようになっている。

 メジャーバージョンアップとなる「Emacs 26.1」では、Lispスレッドの同時実行がサポートされた。この同時実行処理は後方互換性を確保するためか、いわゆるプリエンティブな設計ではなく、“おおむね協調的(mostly cooperative)”な設計となっており、基本的にはユーザー側で明示的なスレッド切り替えを考慮しなければならない。しかし、うまく活用できれば他の処理を待つために全体が止まるといった状況を減らすことができるだろう。

 そのほかにも、「X Window System」環境におけるちらつきの防止策としてダブルバッファリングを導入。バッファ内の行番号を表示するオプションが追加されたほか、行単位での水平スクロールや24ビットカラーがサポートされた。また、リアルタイムでソースコードをチェックしてくれるツール「Flymake」も再設計されているという。

ソフトウェア情報

「GNU Emacs」
【著作権者】
Free Software Foundation, Inc.
【対応OS】
Windows/Mac/Linuxなど
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
26.1(18/05/28)