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新しい“Gmail”が“G Suite”にも開放 ~スヌーズ、ナッジ、オフライン利用が企業でも

管理者には3つの移行オプションを提供。10月16日には新“Gmail”が標準に

公式ブログ“G Suite Updates Blog”

 米Googleは7月25日(現地時間)、新しい“Gmail”が“G Suite”で一般利用できるようになったことを発表した。スヌーズ、ナッジ、オフラインアクセスといった先進的機能が企業でも利用できる。

 今回“G Suite”で一般公開された新しい“Gmail”は、新機能のプレビュープログラム“Early Adopter Program(EAP)”でテストされていたもの。通常の“Gmail”ユーザーには4月から提供されており、以下の要素が含まれている。

  • スヌーズ:必要になるまでメールを一時的に受信トレイから消去。復活のタイミングは自分で指定することが可能。あたかもその時刻にそのメールが届いたかのようにみえる
  • ナッジ:返信を忘れていないか、“肘でつついてそっと知らせ(Nudge)”てくれる機能
  • 応答の自動提案:受け取ったメールの内容に基づき、返信の内容を提案
  • オフラインアクセス:“Chrome アプリ”なしでも“Gmail”をオフライン利用可能
必要になるまでメールを一時的に受信トレイから消去する“スヌーズ”
受け取ったメールの内容に基づき、返信の内容を提案

 “G Suite”の管理者には3つの移行オプションが提供され、組織にあったペースで移行を実施できるが、10月16日にはすべてのユーザーが新しい“Gmail”に移行することになる。

管理者には3つの移行オプションを提供。

 なお、メールに有効期限やパスコードを設定したり、メールを転送できないようにする“情報保護モード”は“G Suite”でまだ利用できないとのこと。