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トレンドマイクロ製品の情報送信問題は国内で提供されている「ライトクリーナー」にも影響

「ライトクリーナー」「ライトクリーナーLE」はApp Storeで公開停止中

トレンドマイクロのお知らせページ

 トレンドマイクロ(株)は12日、macOSおよびiOS向けApp Storeで同社の製品が一時公開停止になっていることを受け、声明を発表した。同社によると一部の製品が、米国にあるトレンドマイクロが運営するAWSサーバーへ、アプリをインストールする直前の24時間以内に閲覧したWebページの履歴などを送信していたという。

 閲覧履歴を送信していた製品には、国内で提供されている「ライトクリーナー」(海外の名称は「Dr. Cleaner Pro」)および「ライトクリーナー LE」(海外での名称は「Dr. Cleaner」)も含まれているとのこと。そのほか、「Dr. Antivirus」「Dr. Unarchiver」「Dr. Battery」「Duplicate Finder」が、閲覧履歴などを送信していたという。

 同社は情報を送信していた理由について、セキュリティの目的および製品やサービスの品質改善のためであると主張している。また、上記以外の個人向け、および法人向け製品には履歴の取得機能は含まれていないとのこと。

 同社はすでにこれらの製品から、Webの閲覧履歴に関するデータを取得する機能を削除し、サーバー上のデータも削除済みだという。ただし現在、同社製アプリはApp Storeで公開停止されている。