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“集中モード”が強化、アプリの全画面表示中も通知を抑制可能に ~「Windows 10 19H1」Build 18277

ディスプレイを占有して作業に専念したい場合に“集中モード”を自動発動

「Windows 10 19H1」で強化された集中モード

 米Microsoftは11月7日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」Build 18277(19H1)を“Windows Insider Program”の“Fast”リングに参加するユーザーに対して公開した。Build 18277では“集中モード”が強化され、アプリを全画面表示モードで利用している場合にも機能するようになった。

 “集中モード”は、特定の状況下で通知を一時的に抑制し、ユーザーが作業に専念できるようにする機能。“非通知モード”を強化したもので、「Windows 10 April 2018 Update」から導入されている。“通知の抑制中であっても、あらかじめ指定した重要なアプリからの通知を許可する”といった柔軟なカスタマイズが行えるのが特徴。“集中モード”の終了後、その間に送られてきた通知をまとめてチェックできる要約(サマリー)機能も備える。

「Windows 10 April 2018 Update」で導入された“集中モード”。表示する・音を鳴らす通知の種類を柔軟にカスタマイズできる。特定条件下で自動発動することも
“集中モード”は特定条件下で自動発動(自動規則)。“アクション センター”などから手動で有効化することもできる

 「Windows 10 April 2018 Update」では、“集中モード”を発動する条件(自動規則)として以下の4つがサポートされていた。

  • 次の時間帯(毎日・平日・休日を指定可能)
  • ディスプレイを複製しているとき(プレゼンテーション中は通知を切りたいといった場合に最適)
  • ゲームをプレイしているとき(全画面表示のDirectXゲームで有効)
  • 自宅にいるとき(パーソナルアシスタント“Cortana”にあらかじめ住所を教えておく必要がある)

 「Windows 10 19H1」ではこれに加え、自動規則として“アプリを全画面表示モードで使用しているとき”が利用できるようになった。ディスプレイを占有して1つのアプリだけを利用しているときは、たいてい1つの作業に集中したい場合であろうから、この改善は理にかなったものといえるだろう。