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Microsoft、アプリのアクセシビリティ問題を調査する無償ツールをオープンソース化

WindowsアプリとWebアプリの両方をカバー

「Accessibility Insights」の公式サイト

 米Microsoftは3月12日(現地時間)、アプリケーションにおけるアクセシビリティ問題の監査ツール「Accessibility Insights」をオープンソース化した。ライセンスは“MIT License”で、プロジェクトは“GitHub”でホストされている。

 「Accessibility Insights」は、アプリケーションのユーザーインターフェイスをアクセシビリティの面から監査し、一般的なユーザー補助の問題を指摘してくれる無償ツール。機械的に検出できる問題を開発サイクルの早期にあぶりだすことで、開発者は人の判断が必要となる残りの問題に集中できる。

 このツールはWindowsアプリとWebアプリの両方をカバーしており、Windowsアプリを調査する場合はスタンドアロンのネイティブアプリを、Webアプリをチェックする場合は「Google Chrome」向けの拡張機能を利用できる。また、ルールエンジンのみをビルドプロセスに組み込むといった使い方も可能だ。

Windowsアプリを調査するスタンドアロンのネイティブアプリ
Webアプリをチェックする「Google Chrome」向けの拡張機能

ソフトウェア情報

「Accessibility Insights」Windows版
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.1.0794.01(19/03/07)
「Accessibility Insights for Web」Google Chrome拡張機能
【著作権者】
Accessibility Insights
【対応OS】
(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.0.4(19/03/12)