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Microsoft、「May 2019 Update」でディスプレイの輝度調整が反応しない問題を解決

累積的更新プログラム「KB4505903」で

Microsoft、「May 2019 Update」でディスプレイの輝度調整が反応しない問題を解決

 米Microsoftは7月26日(現地時間)、「Windows 10 May 2019 Update」でディスプレイの輝度調整が反応しない問題が解決されたと発表した。問題の影響を受ける環境で実施されていたアップグレードのブロックも解除されている。

 Intel製ディスプレイドライバーの一部は「May 2019 Update」との互換性に問題を抱えており、ユーザーインターフェイスでディスプレイの明るさ(輝度)を調整できたようにみえても、実際に適用されないことがあった。そこで同社は、OSのアップグレードにより問題が発生することを避けるため、特定バージョンのIntelドライバーがインストールされた環境に対しアップグレードの供給を一時的に停止していた。

 同社によると、この問題は先日リリースされた「KB4505903」で解決されているとのこと。この累積的更新プログラムでは、RASMANサービスがエラー“0xc0000005”で動作を停止する問題や、EIZOが指摘していたディスプレイの表示不具合なども解決されている。

 なお、「KB4505903」は、手動でアップデートをチェックしない限りダウンロード・適用されない“オプション”の更新プログラムとなっている。大きなトラブルがみつからなければ、来月の月例更新(パッチチューズデー)で同じ内容のものにセキュリティ修正を加えたものが自動配信されるため、この問題で困っていないならば無理して手動適用する必要はない。