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「Windows 10 20H1」Build 18965が“Fast”リングに ~OS再起動後にアプリを再開するオプションを新設
「フィードバック Hub」アプリのアップデートも併せて案内
2019年8月22日 08:30
米Microsoftは8月21日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」Build 18965(20H1)を“Windows Insider Program”の“Fast”リングに参加するユーザーに対して公開した。Build 18965では、OSの再起動時にアプリを再起動するかどうかをユーザー側でコントロールする機能が追加されている。
“Windows Update”で再起動が必要なアップデートを行う場合、かつては再起動後もサインインしなければ完了しない更新プログラムのセットアップ処理が残り、すぐにPCを利用できないことがあった。最近のWindows 10ではこれが改善され、“Windows Update”後の再起動に続き、自動でサインインを済ませ、残りのアップデート処理を完了できる。こうすることで、次回のPC利用時にスムーズにデスクトップへアクセスできるわけだ([更新または再起動の後にサインイン情報を使ってデバイスのセットアップを自動的に完了します]オプション)。
しかし、アプリの中にはOSの終了や再起動で中断されると、次回のOS起動時に自動で再開するようシステムに登録されているものがある(Windows Vista以降で導入されている“RegisterApplicationRestart”API)。“Windows Update”によるOSの再起動を行う際、これらのアプリは次回のOS利用時に自動的に再開されるが、なかにはこの挙動を好まないユーザーもいるだろう。
Build 18965ではユーザーから寄せられたフィードバックに応え、この問題が改善された。「設定」アプリの[アカウント]-[サインイン オプション]セクションに“Restart apps”というオプションが追加され、アプリの再開を行うかどうかを明示的にコントロールできる。
また、「フィードバック Hub」アプリのアップデートも併せて案内されている。最新プレビュー版ではフィードバックの検索画面がアップデートされ、問題と提案の区別をより明確に区別できるようになったほか、提案への投票や類似したフィードバックの投稿が可能になった。“Windows Insiders”の実績ページも新しくなり、カテゴリーでグルーピングして実績を探しやすくする機能や、実績の進捗を追跡する機能が導入されている。