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タブのミュートオプションを拡充した「Vivaldi 2.7」が正式リリース
ユーザープロフィールへのアクセス改善やステータスバーの強化も
2019年8月22日 10:00
ノルウェーのVivaldi Technologiesは8月21日(現地時間)、Webブラウザー「Vivaldi」の最新版v2.7を正式公開した。本バージョンには、サウンドコントロールの強化やユーザープロフィールへのアクセス改善、ステータスバーの強化、セキュリティ関連の修正などが含まれている。
サウンドコントロールの強化
「Vivaldi」にはタブで再生されているサウンドを無音化するミュート機能が搭載されているが、本バージョンではこのオプションが拡充。[設定]画面の[タブ]セクションにあるオーディオ設定で、ミュート機能の挙動をコントロールできるようになった。
- 全てのオーディオを再生(既定):すべてのタブでオーディオが再生される
- アクティブなタブでのみ再生:バックグラウンドにあるタブは常にミュートされる
- アクティブタブを優先:アクティブなタブでオーディオを再生してるときだけ、バックグラウンドにあるタブが常にミュートされる
バックグラウンドのタブを右クリックし[他のタブをミュート]を選択すれば、選択したタブ以外のすべてのタブをミュートすることも可能だ。
ユーザープロフィールへのアクセス改善
「Vivaldi 2.4」からサポートされた複数プロファイルの切り替え機能は、仕事やプライベートなどでWebサービスのアカウントを使い分けているユーザーに便利だ。
「Vivaldi 2.7」では、特定のユーザープロファイルで「Vivaldi」を起動するためのショートカットをデスクトップ上に作成する機能をWindows版に追加。[ユーザーを追加]または[ユーザーの編集]画面で利用できるようになった。
そのほかの機能
そのほかにも、[設定]画面の[ウェブページ]-[プラグイン]セクションに「Adobe Flash Player」プラグインを有効化するオプションを導入。ステータスバーがアップデートされ、“処理要求”、“待機中”、“接続”、“セキュリティで保護された接続の確立”といった読み込み中のページの状況が詳細に表示されるようになっている。
「Vivaldi」は、“Presto”エンジンを搭載していた頃の「Opera 12」の思想を受け継いだ「Chromium」ベースのWebブラウザー。ユーザーとの対話を大事にし、パワーユーザー向けの多く取り入れているのが特徴だ。Windows/Mac/Linuxに対応するクロスプラットフォーム対応アプリケーションで、Windows版は64bit版を含むWindows 7/8/10で利用可能。現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。すでに利用している場合は、自動更新機能を利用して最新版へアップデートすることも可能だ。
ソフトウェア情報
- 「Vivaldi」
- 【著作権者】
- Vivaldi Technologies AS
- 【対応OS】
- Windows/Mac/Linux(Windows版は64bit版を含むWindows 7/8/10)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.7.1628.30(19/08/21)