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「Microsoft Edge 81」で3件の脆弱性修正 ~v81.0.416.64へのアップデートを

支払い機能におけるメモリ解放後利用や「PDFium」における境界外読み込みの問題に対処

安定版「Microsoft Edge」v81.0.416.64

 米Microsoftは4月23日(現地時間、以下同)、「Chromium」ベースの新しい「Microsoft Edge」安定版をアップデートした(v81.0.416.64)。先週に続くマイナーバージョンアップとなる。

 本バージョンは、脆弱性への対処を施したセキュリティアップデート。「Google Chrome」v81.0.4044.122で修正された支払い機能におけるメモリ解放後利用(use-after- free)、URL形式の検証が十分でない問題、PDFライブラリ「PDFium」における境界外読み込みの問題が対処された。脆弱性の深刻度は4段階中最高の上から2番目の“High”と評価されており、できるだけ早い対応が必要だ。

 新しい「Microsoft Edge」はWindows/Macに対応しており、現在公式サイトから無償でダウンロード可能。手動で導入しなくてもいずれ古い「EdgeHTML」ベースの「Microsoft Edge」と置き換えられる。

 すでに新しい「Microsoft Edge」を利用中の場合は、自動で更新されるため何もする必要はない。手動で更新したい場合は、画面左上のメニュー(“…”アイコン)から[ヘルプとフィードバック]-[Microsoft Edge について]画面(edge://settings/help)へアクセスするとよい。新しい「Microsoft Edge」のアップデートは他のMicrosoft製品の月例更新とは切り離されており、必要に応じて随時提供される