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「EmEditor」v20.2.0が公開 ~文字参照やパーセントエンコーディングのコピー変換が簡単に

ネストされたCSVへの対応強化、[列を分割]コマンドの高速化なども

「EmEditor Professional」v20.2.0

 米Emurasoftは10月6日(日本時間)、テキストエディター「EmEditor Professional」の最新版v20.2.0を正式公開した。64bit版を含むWindows 7/8.1/10およびWindows Server 2008 R2以降に対応するシェアウェアで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

 「EmEditor」v20.2では、前バージョンでサポートされた“ネスト(入れ子)”されたCSVデータへの対応を強化。要素を並べ替えたり、重複した文字列の削除したりできるようになった。

 また、[検索][置換]ダイアログの[高度]オプションに既定から変更されたものがあった場合、[高度]ボタンにアスタリスク(*)が表示されるようになった。[高度]オプションに変更があることは一目ではわかりにくいので、地味ながら気の利いた改善だ。なお、ツールバーの場合はボタンが強調表示される。

[検索][置換]コマンドの[高度]オプション

 そのほかにも、一部のツールチップに[コピー][変換]コマンドが追加された。「EmEditor」ではテキスト内に含まれるHTML/XML文字参照やパーセントエンコーディングをマウスオーバーすることで、デコードしたテキストをツールチップで確認できるが、そこから直接コピーや変換が行えるようになった。オートフィル・オートリピートの改善や、[列を分割]コマンドの高速化も図られている。

一部のツールチップに[コピー][変換]コマンドが追加。HTML/XML文字参照やパーセントエンコーディングをその場で変換

 「EmEditor Professional」は、Windowsプラットフォームで定番のテキストエディター。プラグインで機能を拡張できるのが特徴で、CSVデータを扱うための機能も非常に充実している。有償ソフトだが30日間の試用が可能で、試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用できる。また、インストーラー版のほかにも、“Microsoft Store”から入手できるストア版が用意されており、年額2,350円で利用可能。最新のストア版は数日以内にリリースされる予定で、利用中の場合は自動でアップデートされる。

ソフトウェア情報

「EmEditor Professional」
【著作権者】
Emurasoft, Inc.
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8.1/10およびWindows Server 2008 R2以降
【ソフト種別】
シェアウェア 年額税抜き4,800円(永久ライセンスは税抜き21,600円、30日間の試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用可能)
【バージョン】
20.2.0(20/10/06)