Microsoft、「October 2020 Update」で削除・開発終了となる機能を案内

「October 2020 Update」（バージョン20H2）以降、削除または新機能で置き換えられる予定の機能

　「Windows 10 October 2020 Update（バージョン 20H2）」が一般リリースされたが、それに伴い開発が終了したり、削除される機能はほとんどないようだ。米Microsoftが10月21日（現地時間）に更新したドキュメントサイトでは、「MBAE service metadata」の削除のみが案内されている。

　「MBAE」は“Mobile Broadband Application Experience”の略。Windows 8以降のモバイル通信機能を備えたデバイスではデバイスのメタデータをAPNのデータベースに問い合わせ、その結果をもとにモバイルブロードバンド接続の設定を行っていた。しかし、「Windows 10 バージョン 1703」以降はこのAPNデータベースが“COSA”という仕組みに置き換えられた。さらに「Windows 10 バージョン 1803」以降では「MBAE」アプリが非推奨となり、新しいUWPアプリの仕組みへの移行が進められていた。どちらにしろ携帯事業者向けの変更で、一般的なユーザーにはあまり関係がなさそうだ。

　ちなみに、「Windows 10 May 2020 Update（バージョン 2004）」では「Windows To Go」の削除や「EdgeHTML」ベースの古い「Microsoft Edge」の開発終了がアナウンスされている。