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「iOS/iPadOS 14.6」が正式リリース ~「Podcast」チャンネル・番組のサブスク対応など
大量の脆弱性も修正。「watchOS 7.5」「tvOS 14.6」も同時公開
2021年5月25日 07:00
米Appleは5月24日(現地時間)、「iOS 14.6」および「iPadOS 14.6」を正式リリースした。「Podcast」でチャンネルや個別の番組をサブスクリプション購入できるようになったほか、紛失モードで電話番号の代わりにメールアドレスを追加できるようになるなど、「AirTag」(「探す」ネットワーク対応のアクセサリを含む)が改善された。音声コントロールの利用時に、再起動後の初回ロックを音声で解除する機能も導入されている。
また、「iOS 14.6」では以下の不具合が対処された。
- Apple Watchで「iPhoneをロック」を使用したあとに「Apple Watchでロック解除」が動作しない場合がある問題
- リマインダーが空白行として表示される場合がある問題
- 「設定」で着信拒否の機能拡張が表示されないことがある問題
- Bluetoothデバイスで、通話中に切断されたり、別のデバイスにオーディオが送信されたりすることがあった問題
- iPhoneの起動時にパフォーマンスが低下する場合がある問題
「iOS 14」はiPhone 6s以降、iPod touch第7世代以降で利用可能。アップデートは自動更新機能により無償で提供される。「設定」アプリの[一般]-[ソフトウェア・アップデート]セクションから手動でアップデートすることも可能だ。
一方、「iPadOS 14.6」で修正された問題は以下の通り。
- リマインダーが空白行として表示される場合がある問題
- Bluetoothデバイスで、通話中に切断されたり、別のデバイスにオーディオが送信されたりすることがあった問題
「iPadOS 14.6」の対応デバイスは、iPad Pro(すべてのモデル)、iPad Air 2以降、第5世代以降のiPad、iPad mini 4以降、第7世代以降のiPod touch。「iOS」と同じく、「設定」アプリから無償でアップデートできる。
なお、本バージョンでは脆弱性の修正も行われているので注意。同社の公開したセキュリティアドバイザリによると、CVE番号が割り振られた問題は43件。修正箇所は多岐にわたり、任意コードの実行や無効なアクティベーションの受け入れ、悪意あるアプリによるルート権限の奪取、機密情報の漏洩、サービス拒否(DoS)、サンドボックスの迂回などにつながる可能性がある。できるだけ早いアップデートをお勧めする。
また、「watchOS 7.5」でも25件、「tvOS 14.6」でも26件の脆弱性が修正されているので、併せてアップデートしておきたい。