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「IrfanView」v4.58はOptiPNGを使ったPNG画像の最適化が可能に

リサイズ時にメガピクセル単位で表示サイズを指定するなどの改善も

「IrfanView」v4.58

 定番の画像ビューワー「IrfanView」の最新版v4.58が、5月26日に公開された。本バージョンでは、PNG形式で保存する場合の最適化に「OptiPNG」を利用できるようになった。

 なお、すでにv4.58に対応した日本語化ファイルも公開されており、公式サイトや窓の杜からダウンロード可能だ。

 「OptiPNG」は、画像の画質をほぼ変えずにファイルサイズを縮小できるツール。PNGファイルの保存時に、圧縮しやすいようにデータを変換するフィルターと、圧縮に使う「zlib(Deflate)」のパラメーターの組み合わせをメモリ内で複数回試し、最もサイズが小さくなったパターンを使用するため、「libpng」などよりも高い圧縮率を実現している。

元のJPEG画像(3.63MB、写真の場合はJPEG画像のほうが圧縮率が高くなることが多い)
「OptiPNG」を使わずにPNG形式で保存した画像(19.9MB)
「OptiPNG」を使ってPNG形式で保存した画像(17.2MB)

 「OptiPNG」を使った最適化を利用するには、プラグインが必要。プラグインの導入のには「IrfanView PlugIns」による一括導入が便利だ。なお、「OptiPNG」プラグインの採用に伴い「PNGOUT」プラグインは削除された。

 このほかにも、リサイズ時にメガピクセル単位で表示サイズを指定できるようになったほか、テキストの追加機能で画像の上部または下部に表示領域を加えてテキストを挿入するオプションが追加されるなどの改善が施されている。

リサイズ時にメガピクセル単位で表示サイズを指定可能
画像の上部または下部に表示領域を加えてテキストを挿入

 「IrfanView」は、さまざまな画像フォーマットに対応した定番のグラフィックビューワー。プラグインで対応形式を拡充することが可能で、音声ファイルや動画ファイルの再生にも対応するほか、画像の編集・加工機能も一通り備えている。対応OSは64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/10で、個人での非商用利用や教育機関などでの利用に限り無償で利用可能。現在、本ソフトの公式Webサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。また、“Microsoft ストア”での無償配布も行われている(執筆時現在のバージョンは4.5.7.0)。

ソフトウェア情報

「IrfanView」
【著作権者】
Irfan Skiljan 氏
【対応OS】
64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/10
【ソフト種別】
フリーソフト(個人での非商用利用や教育機関などでの利用に限る。寄付歓迎)
【バージョン】
4.58(21/05/28)